え~はなし

いらっしゃい!コメントしてね!

なんで?の空気。

2010年05月16日 | 生活
保護者会があった。
新入生の保護者の方々とは初顔合わせ。

毎年のことだが
「なんでわざわざアメフト?」
「うちの子がどうして?」
という空気を多少感じ。

色々説明させて頂きましたが、さすがにアメフトの魅力は時間内に伝えきれず。

「これかーっ!」
と感じて頂けるように頑張ります。

神奈川決勝雑感

2010年05月10日 | アメフト
「ここに立ちたかったな~!」

と、思うこと自体敗者の自覚。

しかしながら、そう思うことが次への活力。

ま、気分を新たにしました、と。

ところで、というかそういえば。

準決勝まで進むと表彰していただけるのね。

あまりにも久しぶり過ぎて忘れてた。

よかった当番校で二年がいてくれて。


違うと思います

2010年05月08日 | 生活
「二郎を食べたことがある」

という女性が周りにも増えてきた。

「どうだった?」

と感想を求めると

「野菜がたくさん載っててヘルシーだよね」

……

違うと思いますっ!

勝つことは、出来なかった。

2010年05月04日 | アメフト
私たちは勝つことが出来なかった。
慶應義塾は負けなかった。

今振り返ればそんな試合だったと思う。

なぜあの時、反則の適用を受けずダウンを進めてしまったのか。
なぜこれまで少なかった反則がこの試合に限って増えてしまったのか。
なぜゴール前に迫りながら得点に結びつけることができなかったのか。しかも二度も。
なぜあれほどまでに警戒していたキックオフリターンタッチダウンを許してしまったのか。
なぜタイブレークで先攻を選択させてしまったのか。
なぜあれほどまでの集中力で止めていたドローを最後に止めることが出来なかったのか。

そして、何故我々は負けてしまったのか。
何故、勝つことを許されなかったのか。

そんなことをぼんやりと考えている。

そして倒されても、倒されても相手に立ち向かっていく選手たちは本当に素晴らしかった。

振り返れば、彼らはずっとそうだったのかも知れない。

新人戦二回戦敗退で失いかけていた自信を年明け、彼ら自身の手で取り戻す。
都立の強豪校に14-8で勝つことが出来た。
後半エースRBを欠いたシリーズで決勝点を挙げたことにチーム力の向上を感じた。

二月。
静岡の強豪校との対戦で大敗。一月につかみかけた自信が全て吹っ飛ぶような敗戦だった。
ラインが力負けし、バックフィールドもスピード負け、タックルミスが頻発した。
それよりも何よりもある程度自信をもって臨んだ試合での大敗は昨年の0-90の絶望的なスコアでの敗戦を連想させた。
選手たち自身がこのままチームが不安定になっていくのを恐れていた。

三月。
その不安を彼ら自身で払拭していく。
臨んだSIC強豪と続く神奈川の強豪との対戦はいずれも14-18の同スコアでの敗戦だった。
この二試合、強豪校の意地とプライドを思い知らされた一方で手ごたえを取り戻していったのも事実である。

そして臨んだ春季大会。
正直、厳しい組み合わせだと思っていた。

フットボールの神様は楽はさせてくれない。

初戦。松陽高校。
近年安定した力を発揮している相手だった。
相手のミスも重なり、勝つことが出来たがこのままでは足りない。
続く対戦相手を考えるとこのような勝ち方では厳しいと考えていた。

二回戦。横浜高校。
いわずと知れた神奈川三強の一つ。横浜立野とのライン戦を制し勝ちあがってきた。
試合は前半終わって7-18とリードをされていた。
やはり、強い。
18点。
「春休みの二試合も18点取られて負けている。強豪相手にこの18点という点を上回ることが出来るかできないか、それが今、試されている」
ハーフタイムにそう檄を飛ばした。

彼らは見事に期待にこたえてくれた。
一つの大きな壁を彼ら自身の手で乗り越えてくれた。

「ベストバウトだ」とスタッフの誰かが言った。
否。
これをベストバウトにしてはいけない。
確かに素晴らしい試合だったが来週の相手に勝つためには、これをベストバウトと呼んでは足りない。

準決勝。慶應義塾。
『死闘』となった。
時間内では決着が着けられなかった。

タイブレーク。

8点を先行され、オフェンスは第4ダウンに追い込まれていた。
このダウンを更新しなければ負けが決定する。
タイムアウト。
「今までやってきた中で一番自信があるプレーをやりなさい」とアドバイスした。

タッチダウン。

エースをいつもと違う場所に配置してのパスだった。

鳥肌が立った。
かつてこれほどまでに粘り強いチームがあっただろうか。

しかしまだ状況は変わらない。
TFPを成功させなければ追いつけない。

ここで選手が選択したプレーは何度もチームを救ってきたものの、この試合では対策されていることを見越して使わないつもりだったプレーだった。

QBからボールが放たれTEの手に収まるまでの時間は永遠に感じられた。

成功。

沸き立つベンチ。

しかしまだ終わらない。

オフェンスコーディネータはこの時
「QBと次の機会に備えて話をしたい」と考えていた。
つまり後攻を選択して欲しい、と。

「先攻を選択してこい」と言ったのは私だった。
先に得点をしてプレッシャーをかけたいと考えていた。

ちょっとしたコミュニケーションミスだった。

果たして先攻で始まった二回目。
インターセプト。
この日、冴えに冴えていたQBの手元がついに狂ってしまった。

止めればいい。
止めればまた次の機会がある。

しかし、終わりは突然やってきた。

相手のQBが地面に突っ伏しているのを見て勝ちたかったのは相手も同じだったのだと悟った。
振り返るとサイドラインの選手たちはみんな突っ伏していた。
最後までしっかりやるように言った。

言いながら、涙が止まらなかった。

私たちは勝つことが出来なかった。

なぜあの時、反則の適用を受けずダウンを進めてしまったのか。
なぜこれまで少なかった反則がこの試合に限って増えてしまったのか。
なぜゴール前に迫りながら得点に結びつけることができなかったのか。
なぜあれほどまでに警戒していたキックオフリターンタッチダウンを許してしまったのか。
なぜタイブレークで先攻を選択させてしまったのか。
なぜあれほどまでの集中力で止めていたドローを最後に止めることが出来なかったのか。

そして、何故我々は負けてしまったのか。
何故、勝つことを許されなかったのか。

「まだ勝つには資しない」

フットボールの神様はきっとそう言っているのだ。
もっといいチームを作りなさい、と。
まだまだ足りない、と。
そして神様は私たちに新しい課題を与え給うた。

闘いは続くのだ。

それにしても神様。
コイントスだったら勝たせてくれたんですか?



<最後に>
一言だけ。
応援して下さったみなさま、本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。