イリアーデの言霊

  ★心に浮かぶ想いのピースのひとかけら★

紅蓮<騰蛇> - 紅の武将神

2008年02月12日 11時29分55秒 | 小説
 黒褐色(セピア)の肌、肩に付くくらいのざんばらな髪は漆黒と見紛う深い紅の赤銅色(黒味がかった暗い紅)、切れ長の双眸は鮮やかな黄金の瞳、外見年齢は20代の青年。嬰児(みどりご)の昌浩に邂逅した折より情愛を注いで育て、悪しき輩に取り込まれぬよう晴明が《見鬼》を含めた陰陽の才を凍結させ己の存在を認識されずとも、その成長を見守り続けてきました。それゆえに心情は既に父親で昌浩を溺愛しており、文字通り我が子への愛に溺れています。

 その愛し児に欺かれ主に裏切られても最愛の人間である彼らに尽くす姿が愛おしくも哀しいですね。

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