イリアーデの言霊

  ★心に浮かぶ想いのピースのひとかけら★

DNA鑑定を妄信してはいけない!

2008年11月06日 20時44分24秒 | Weblog
 2月24日(水)『ザ!世界仰天ニュース』の「#240 DNAスペシャル」を見て驚いた  2002年生活保護を求めた2人の子供を持つシングル・マザーリディア・フェアチャイルド(26)さんが、DNA鑑定2人の子供達遺伝子が一致しなくて産んだのは事実でも人工授精と看做され、生活保護の金を騙し取ろうと企む詐欺罪告訴されるという、一方的な見方犯罪者呼ばわりされ子供を奪われかけた 衝撃の事件が紹介されました。

 殆どの弁護士懇願するリディアさん依頼冷酷に無視拒絶する中で、1人だけ弁護を引き受け立ち上がってくれたのがアラン・ティンデル弁護士でした。必死リディアさんを弁護し苦闘するティンデル弁護士八方塞がりを抱えていた  友人の医師からの電話「お前 今、DNA鑑定の案件を抱えていただろう?すぐ来い!勝てるかもしれないぞ!!」と呼び出され、《ニューイングランド・ジャーナル・メディスン》という雑誌を見せられたは、そこに勝機に繋がる或る記事を見出した 

 それは、1998年のボストンで、3人の息子を持つ女性カレン・キーガンさん腎臓移植を必要とした記事でした。彼女にDNAが一致し臓器移植の可能な人間家族にいないだろうかとDNA鑑定を行ったけれど、息子達の内2人は殆ど遺伝子が一致しなかったので再鑑定を行ったところ、実はカレンさん2つの遺伝子を持つ《Chimera(キメラ)》だったのです 

 リディアさんも、その可能性があるのではとティンデル弁護士は思い立ち、彼女の体の50ヶ所以上から遺伝子を取り鑑定したところ、子宮の遺伝子2人の息子と一致し、を分けた母子であると認められて逆転勝訴生活保護を受ける事が出来た  やはり、リディアさん《Chimera》でした。

 この事件は、絶対だと信じられてきたDNA鑑定の認識を覆した。これまでのDNA鑑定で解決したとされてきた事件の中に、真犯人を逃し無実の人間冤罪刑務所行きにしてしまったかもしれない  現在全世界《Chimera》30例ほど、10億分の1の発生率という事です。  それにしても、たった一ヶ所DNA鑑定しただけで一致しないからって、人工授精による不当な生活保護の詐取だと決め付け、犯罪者扱いするなんて最低で幼稚だと思う 何事も、過信・妄信は間違いのモト  という事です。


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1 コメント

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疑問がとけました・・ (はる)
2007-02-14 18:37:58
はじめまして、はき忘れ・・のはるです。
山藍作品にコメントしようとたずねたのにこっちに来てしまいました、笑
だって、この番組見ていて「すぐに来い、勝てるかも」と電話を受けたところで、何とはなしにお風呂に行ってしまったもので。その後がずっと気になってたんです。(気になるなら風呂いくなよって・・へへ)
キメラなんてあるんですね。変身するんでしょうか・・わかるような、わからないようなキメラ。何とはなしに惹かれますね。

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