N試作場

ジャンルにとらわれず、新しい組み合わせ、おもしろいことを考えていきます。

制限があるということ

2012年02月07日 | ビジネス試論
ここ最近、根を詰めてアウトプットをしてみたので、
自分が少し出がらしになったみたいな感触がある。

で、アウトプットよりも、インプットの意欲が勝っている今日この頃です。

そんなこともあり、読み切れないのに、たくさん本を買ってしまっているのですが、
その中でも『イノベーションのDNA』(翔泳社)が良いです。

まだ3分の1までしか読んでいませんが、
参考文献として挙げられていた論文が面白そうなので読んでみました。

“Turning Limitations into Innovation”Business Week

タイトルは、「制約をイノベーションに変換する」とでも訳したらいいのでしょうか。

意訳ですが、その中に

 制約は問題が何であるかを形作り、どこに課題があるのか絞り込んでくれる。
 そして、克服すべき明確な挑戦課題を与えてくれる。


という一文があります。

確かに、制約がないと、問題や課題があいまいとして見えてこないと思います。

論文では、俳句、ソナタ、宗教画を例にあげ、
創造性が制約条件に打ち勝つところに「美」があると述べています。

そういえば、ツイッターも140文字という制限がありますね。

前に何かで読んだのですが、考えてみれば、
スポーツの歴史はいかに制限(ルール)を設けるかという話です。

「どんな制約を設けたら面白いスポーツになるのか」という問い。

ビジネスに置き換えれば、
「どんな制約を設けたら価値ある製品・サービスになるのか」
ということになるかと思います。

論文には、こんなことも書かれています。

 創造性は、制約のもとで成長する

 制約はスピードと推進力を与えてくれる




引き続き、『イノベーションのDNA』を読み進めながら、
ビジネスにおける創造性について考えていきたいと思います。


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