マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

札幌市・JOCの30年札幌五輪招致断念に思う

2023-10-12 10:34:48 | スポーツ

先日札幌市長・JOC 山下会長が2030年の札幌五輪招致を断念した旨の記者会見を行っていた。

一部の方々にとっては残念だろうが招致断念は当然の帰結だと思う。

東京五輪のあの杜撰な組織委員会のあり様は国民の大多数の不信を買った。

それに経済効果はどうだったのだろう。

不祥事の再発防止策も含めもう少し厳正に総括してくれないと迂闊にゴーサインは出せない筈だ。

噂によれば電通出身のJOC理事はいまだに不正行為を認めていない。

こんなことでは2030年はおろかそれ以降の招致活動も難しいのではないか。

関係者は基本に立ち返り体制を抜本的に再構築すべきである。

もしかしたら「札幌五輪はやらない方がいい」という結論に落ち着くのかもしれない。

それにしても「関西万博」といい、「札幌五輪」といい日本の政治家(国政、地方政治を含め)は国際ビッグイベントがお好きだねぇ・・・。(笑)

 

 

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埼玉自民党県議団の子ども放置禁止条例取り下げに思う

2023-10-11 10:40:39 | 政治

埼玉県自民党県議団が提出した子供放置禁止条例案を初めて耳にしたときに「この条例案はとても(世間に)受け入れられない」と思ったものだが、やはり日の目を見ることはなかった。

条例も法律もそうだがある程度実現可能性を有するものでなくてはいけない。

ところがこの条例案は「子どもだけで留守番させてはいけない」「子どもだけで登下校させてはいけない」「子どもだけで公園などに遊びにいかせてはいけない」など禁止項目ばかりで各種保育施設不足やシングルマザー増加など子育て環境の現実とはまるで乖離している。

自民党県議団はこの条例案を真摯に検討していたのか、本当に疑ってしまう。

当の県議団は条例案の取り下げについて「条例の全体構成などの説明不足のため」とエクスキューズしていたがあまりにも現実離れしている条例案が問題でこれはもう説明不足の域を超えている。

無論子どもの安全を守ることは重要だ。

自民党県議団はもっと現実と行政の出来る範囲を見極め早急に対案を取りまとめて欲しい。

中断や停滞は許されないのだ。

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中東火薬庫の暴発に思う

2023-10-09 18:29:39 | 国際問題

かって「第〇次中東戦争」などという言葉があった。

第二次世界大戦が終わってからもここ中東だけは戦火が絶えなかったのだ。

無理もない、この地はイエス・キリストの時代から頻繁に戦争が起きていたからねぇ。

しかし先だっては中国の仲介でサウジアラビアとイランが国交を正常化、微妙な変化を感じ取ったものだ。

加えてウクライナ・ロシア間、アゼルバイジャン・アルメニア間など周辺で紛争状態が続いていたのでイスラエル・パレスチナ間の険悪な関係はその存在が相対的に薄れていた。

ところが、ところが、憎悪はいささかも消滅していなかった。

今度はパレスチナ側の軍事組織ハマスが先に手を出した(それも相当な準備期間をかけて)。

対してイスラエル側は「ハマスを壊滅する」と息巻いている。

やれやれ、憎悪の連鎖を断ち切る妙案はないものか。

1990年代に両者が受賞したノーベル平和賞もやっぱり「画に描いた餅」だったんだねぇ。

 

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人手不足の深刻化はどこまで・・・?

2023-10-08 12:26:47 | 経済

昨日近所を歩いていたら馴染みのコンビニが閉まっていた。

玄関の張り紙を見たら「人手不足のため休業します」とあった。

うーん、世間の労働力逼迫を初めて実感した瞬間だった、ここまで来ているんだねぇ。

そういえば2024年問題なんて言葉もあったねぇ。

これは物流関係だったかな。

そうそう、あの関西万博準備も大変な状況である。

先日万博協会の副会長(の1人)を務める大阪府知事は「まあ、何とかやりますよ」と苦笑しながらにコメントしていたがほんとに大丈夫なのか?

現場は大変な危機感を抱いている。

建設業協会の会長は去年からアラームを出しているということだが施主側の動きは鈍い。

施主側の意識が低いとは困ったものである。

AIがいくら発達したとしても現業部門の肩代わりをしてくれるわけではない。

ゆくゆくはホワイトカラーからブルーカラーへの大移動なんてことが起きるのだろうか。

それともリソースネックを甘受する社会に変わっていくのだろうか。

それともその中間あたりだろうか。

 

 

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読売巨人軍の監督交代劇に思う

2023-10-06 21:17:59 | プロ野球

読売巨人軍で通算17年間指揮を執った原辰徳監督がその座を明け渡すことになった。

先だっての退任セレモニーで原監督は「1点の曇りもありません」と断言していたがあれは間違いなく虚勢だろう。

というのも監督は去年のちょうど今頃、球団社長に報告に行った際「こんな成績では辞めるに辞められない」と言って留任を直訴していたからだ。

恐らく今年も監督は留任を望んでいたが同じセリフはもう通用しない。

球団側もいくら3年契約があるとしてもそうそう甘い顔を見せられない。

そんな両者の阿吽の呼吸の中で監督の電撃退任が決まったが実態は解任というのが相応しいと言っていいだろう。

原監督の心の中はモヤモヤだらけだと思う。

たった1つ温情になったのは後任者として阿部ヘッドコーチを指名できたことだった。

通常ならV逸の責任は監督もコーチも連座させるものだがそうはならなかった。

しかし原前監督が院政を敷くことはないだろう。

もうすでに阿部監督の組閣人事や戦力補強構想が始まっているようだ。

気になるのは球団サイドが「結果」をいつまで待てるか、だ。

 

 

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