ジャニーズ事務所の2回目の記者会見を見ていてジャニーズ事務所は本当に再出発したのだろうか、と思ってしまった。
事務所の名称について1回目の記者会見では「様々な意見があるが結局従来の名称を継続使用する」としていた。
その後巷の逆風を受けて旧呼称の継続を停止、「スマイル・アップ」との新名称を打ち出したがこれは前進したというよりもむしろ敗残イメージだけが残ったと言っていいだろう。
被害者数については申し出者だけで325人との報告があったがそれよりも「いつまでにヒアリングを終え補償金額概算を算出するか」などについて全く明らかになっていない。
何も「拙速がいい」というつもりはないが道筋やスケジュールが全く見えないのはどうか。
新たにスタートさせるエージェント会社についても名称はともかくとして出資者やタレント、スポンサーとのカネの流れを含めたぜ事業スキーム全体像が不明ゆえ評価能わずである。
要はジャニーズ事務所に代わる社名が決まっただけなのだ。
会見の席上、一部記者の発言ルール無視で議場が荒れたがこれは運営者側が全体の質疑時間を2時間と制限したことも影響している。
「質問が出尽くすまで会見を続ける」と言えばこんなことにはならなかっただろう。
3回目の記者会見は時間無制限にしないと同じ問題がまた起きるよ、不祥事を起こしたのだからそれくらいやらないと・・・。