昨日首相が記者会見の中で故安倍元総理の葬儀を国葬にて執り行うと発表した。
岸田首相はいろいろ理由を述べておられたが国葬形式で執り行うというのは正直意外だった。
在任期間がいくら憲政史上最長といっても最後は党の内規を変更し実現したもので国民サイドから自然発生的に盛り上がったものではない。
「ちょっと無理してるな」という感じがしている。
東日本大震災からの復興や経済再生だって未だ途上ではないだろうか。
つまるところ首相は自民党内部の保守層に慮っていち早く国葬形式を打ち出したように思う。
今後の政権運営を考えた場合党内の保守・リベラル層のバランスが何よりも重要だ。
ここで保守層の意向を最大限に聞いておいた方が何かと円滑にいきそうだ、国民だって多くは賛同してくれるのではないか、という計算が働いたのではないだろうか。
しかし安倍元首相はアンチ層も多数抱える。
維新の党松井代表は「遺族が(国葬形式を)どう考えているか」との意味深長なコメントをしていた。
まだまだこの問題は尾を引くのかもしれない。
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