幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「おこだでませんように」くすのき しげのり作(絵本)”おこられませんように”

2021-05-22 10:54:32 | 本の紹介
ぼくは いつも おこられる。
いえでも がっこうでも おこられる。

・・・

ぼくが おこると、いもうとは すぐに なく。
そして、たいてい おかあちゃんが かえってくるまで ないている。
とちゅうで やすんで、おかあちゃんが かえってきたとたんに、
また なきだすことも ある。


いもうとが ないた ひは、かならず おかあちゃんに おこられる。
「また いもうと なかして!」

・・・

ぼくは がっこうでも よく おこられる。

・・・

「どうして なかまに いれてくれへんのや」と きくと、
「おまえは ルールを しらんし、らんぼうやから なかまに いれてやらへん」
と いわれた。
ぼくは くやしかったので、

・・・

ぼくは マーくんに キックを して、ターくんに パンチを した。
すぐに ふたりは なきだした。

せんせいが やってきて、ぼくだけが おこられた。

・・・

きのうも おこられたし・・・、
きょうも おこられてる・・・。
きっと あしたも おこられるやろ・・・。

ほんまは ぼく、「ええこやねぇ」って いわれたいんや。
けれど、おかあちゃんも せんせいも 
ぼくを みるときは、いつも おこった かおや。

このまえ おかあちゃんに、
「そんな おこった かお しとったら、しわが ふえるで」
と いうたら、また おこられた。

・・・

ぼくは どないしたら おこられへんのやろ。
ぼくは どないしたら ほめてもらえるのやろ。

・・・

7がつ7か、ぼくらは たなばたさまの おねがいを たんざくに かいて。

・・・

「はよう かきなさい」と、また おこられた。

・・・

いちばんの おねがいを かいた。
ひらがな ひとつずつ、こころを こめて かいた。

おこだでませんように

・・・

せんせいは、ずっと ぼくの おねがいを みていた。

せんせいが ないていた。
「せんせい・・・、おこってばっかりやったんやね。・・・ごめんね。
よう かけたねえ。ほんまに ええ おねがいやねえ」

せんせいが ほめてくれた‼
ぼくは おどろいた。
さっそく おねがいが かなったからや。

そのひの よる、せんせいから でんわが あった。

・・・

「ごめんね、おかあちゃんも おこってばっかりやったね」
いいながら、おかあちゃんは ぎゅうっと だきしめてくれた。

・・・

たなばたさま ありがとう。
ほんまに ありがとう。
きょう、ぼくは ものすごく しあわせです。
おれいに ぼく もっと もっと ええこに なります。

感想
このような先生が学校にいて、子ども一人ひとりを見てくれているとよいなと思いました。

大人になっても、自分を理解し、ありのままの自分を受け入れてくれ、そしていつも見守ってくれている人がいると大きな支えになるのではないでしょうか。

おこは怒るから来ているようです。
ギャル語に”おこ”があります。

https://bosesound.blog.fc2.com/blog-entry-138.html

オコとは、女子高生など若い女性が使う若者言葉です。
意味
怒っている、怒る。くみっきーこと舟山久美子さんも使用。関連語:激おこぷんぷん丸
由来
【怒る】の最初の二文字をとってオコ
使用例
「あたしのプリン食べたでしょ。マジオコなんですけど。」

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