クラクフの西の郊外にあるコシチューシコの山は、ポーランドが三国分割時代、タデウシュ・コシチューシコ(Tadeusz Kosciuszko)が蜂起軍を結成した場所に作られた、人造の山です。数年前に大雨で一度全部流されてしまったのですが、きれいに修復されました。このコシチューシコの山からはクラクフ市内を一望でき、特に「黄金の秋」とよばれる9月から10月のシーズンは絶景です。
そして写真に見える赤レンガの建物は、オーストリー統治時代の教会をかねた要塞です。現在この要塞はきれいに改装されて、FMラジオ局 RMF FM(Radio Muzyka Fakty) になっています。
ラジオ局の隣には、 ホテルFMポド・コプツェム(Hotel FM Pod Kopcem) が併設されています。このホテルの入り口を入ると.. 早速ビョークのサイン入りパネルが出迎えてくれる豪華さ!もともとこのホテルは、RMF FM にゲスト出演する海外アーティストの宿泊用のホテルということで、かなりハイグレードな作りになっています。
全部で16室とこだわりのお部屋は、内装もアンティーク家具がとてもかわいらしい女性向きの内装。浴室もバスタブ付きでとてもきれいです。
そしてこのホテルのこだわりのもう一つが、お部屋番号。通常のホテルのような1号室、2号室ではなく、98.4 FM GDANSK などと、なんと全室の番号が、実際にある地方ラジオ局の周波数になっているのです。いやはやなんとも洒落心がきいています。
旧市街へはバス&トラムで約15分とちょっと距離があるのですが、それを補って余りあるほどの、とても素敵なホテルです。ぜひ一度ものは試しということで泊まってみましょう!