ポーランドからの報告

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石炭鉱山で爆発事故発生

2006年11月23日 | 一般

22日夕方、ポーランド西部の町、ルーダ・シロンスカ(Ruda Śląska )の石炭鉱山で、メタンガス爆発により、作業員23人が亡くなる事故がありました。この事故を受け、ポーランドでは現在、土曜日まで3日間の国喪期間に入っています。この期間、コンサートやイベントなどの催し物は、すべて延期か中止になりますので、ご注意ください。

事故があったのは、ルーダ・シロンスカの、HALEMBAという石炭鉱山で、ポーランドで最も危険な鉱山にランクされている、いわくつきの鉱山です。ここでは数年前にも19人が亡くなる事故があり、昔から安全管理体制が疑問視されていました。今回事故がおきた坑道は、危険度が極めて高いという理由で、今年3月に閉鎖されていた区画で、今回の事故は、その区画の処理をしている最中に起きた事故といわれています。

そして事故は人災の疑いが極めて強いことが、早くも指摘されています。その後の調べで、事故で亡くなった作業員は、正規の訓練を受けていない、外部からの派遣作業員であったこと、経費削減・営業利益を第一にしたために、安全性がないがしろにされたことが、明るみになっています。

シロンスク地方は、昔から石炭の採掘が主な産業となっており、Halembaのような石炭鉱山が各地に点在しています。西ヨーロッパへの輸出量も多く、ヨーロッパでの石炭需要の多くをまかなっています。今回の事故を受けて、ドイツ、ウクライナなど近隣各国から、いち早く弔いのメッセージが寄せられました。

今日23日は、現地にて、犠牲者の共同ミサが執り行われました。事故で亡くなられた方の冥福を、心よりお祈りします。


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1 コメント

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呆れて声が出ません (shinesuni)
2006-11-29 06:44:55
炭鉱事故洒落になりませんねww
ずさんにも程がありますww

PS サチコさん今日は^^
ザコパネのミニバス(特にスロバキアへ行き)や市内バスの時刻表が全く手に入りません...
PKSは把握しているのですが、もしこれらの時刻表や路線の存在を御存知でしたら御教え頂けないでしょうかm(_ _)m
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