もっと、生きる。

2006年11月26日 15時58分22秒 | 考えるふっき~

金曜のバイトが終わって(22時半)から、松本に行ってきました。
遠い!同じ県内の都市を移動するのに…2時間かかってしまうのって…なに?
けれどその不便さに引き換えても、雪山が美しいと思えるこの季節が、松本の最高の財産かな。

こんな記事を見つけました。
今日のブログを読む前に、まずご一読いただけたら、そう思います。
そして、今日書く話は、あくまで自分の主観であって、
自分が教育学部の学生であること、一切関係ないとします。
読まれる方々の価値観に任せて、それぞれの感想を持っていただければと思います。

「死ぬだけの勇気を、生きる力に変えられないか」
そう、人は言います。よく言います。自分もまた、その一人であります。

最近、いじめを苦にした、といわれる中高生の自殺があとを絶ちません。
ニュースを見るたびに胸を締め付けられ、悲しくなり、腹が立つ思いがします。
なんで罪のない子どもたちが、自らの命を絶たなきゃいけないんだ。
いじめってなんだ、死ななきゃいけないほどつらいようなことって、何があるんだ?

いじめ自殺に関すること、実は書かないでおこうと思っていました。
どうしても自分の感情が入りすぎて、教育学部生として「ダメ」な考えな気がして。
でも、さっきのニュースの記事を見て、ちょっとだけ、書きたい気持ちになった。

自殺、という選択に、自分は断固反対している。
「生んでくれた親に申し訳ない」「辛いことなんて、いつか乗り越えられる」
そんなどっかの宗教や、世の先人が説くような夢物語なんかは根拠じゃない。
けれど、とにかく、子どもたちが、自分の命を絶っちゃだめだ。
自殺の原因なんてどこにも求めちゃいけない。
子の悩みに気づけぬ親、助けられなかった学校、「いじめ」た他の子どもら。
どこに原因があったとしても、
死んじゃった直接の原因は、自分が「命を絶った」ことにほかならない、はずだ。

「いじめ」は、いじめられている、という当人にとっては、
他の何よりも辛いことで、死ぬことまでに値するとてつもなく辛いことだと思う。
そんなことは、平凡な自分にもわかる、そう思っている。
でも、自殺することに同情なんかしない。死んじゃだめだ。死んだら…だめなんだ。
「いじめ」から逃れる方法は、あると思う。
学校に行かない、転校する、…「いじめ」を乗り越える。
そんなこと、簡単にはできないことはわかっている。
けれど、死ぬことよりははるかに簡単なことだと、そう自分は思う。

封筒に「遺書」と書くより、学校に行かないほうが簡単だ。
親に迷惑かけないために首吊る場所探すより、転校の相談を親に持ちかけるほうが親孝行だ。
そこにロープをかけるより、あいつを殺してやるほうがせいせいする。

だから、死なないでほしい。
「いじめ」が何かの病よりも死ぬ理由にならないほど小さなものだなんて、思ってもいない。
障害と「いじめ」のどちらが辛いかなんて、てんびんにかけるつもりもない。
ただ、死ぬ前に、何か出来るはず、そうじゃないかな。
ちょっとだけ、何かやってから、考え直してみないかな。

おれの姉貴なら、病院のベッドできっと記事の少女と同じこと、考えてると思う。

姉貴がいなくなって3年目の今日、ふとそう思った。

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3 コメント

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Unknown (ムーンライト東海道)
2006-11-26 17:28:25
テレビでお亡くなりになった人の遺影や骨箱が置いてある所をしばしば見ますが、それを見る度自分の身内であったことのように悲しく、つらくなりますね。遺影の顔が若ければ若いほど余計に。

私がもし同じような状況下に置かれたら生きて闘うか生きたまま逃げますね。いくら「人は生まれた時点ですでに死に向かって歩んている(細木数子談)」とは言え、自らの手で人生を終わらせたくないですね。
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Unknown (mockun)
2006-11-27 01:13:44
「学校は命をかけて行くところではない。学校へ行かないという選択もある」と聞いたことがあります。

いじめは、いろいろと原因があると思いますが、PTA会長をやった経験から、「義務を果たさず、権利ばかりを主張する親」など、自分ら親の振る舞いにも原因があるかもしれませんね。
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Unknown (GUMOL)
2006-11-28 00:54:53
初めてコメントします。
ブログ自体はずっと前から拝見しておりました。

教育学部生がこのような意見を発表して良いのか悪いのか私には判断できかねますが、私自身の意見としては、このように自論を提示することの出来る教育学部生がもっといてほしいと思います。
私もいじめではありませんが、不登校しておったもので、そういう人とずれた行為をするのにどれだけ辛い思いをしないといけないかというのは体験してきたつもりです。
学校行くといじめられる→学校行かなくなってみる→近所の目が悪い方に変わるというのはあります。これもまた辛いことです。
でも、本当にいじめられている子、不登校の子に言いたいことがありまして、
それは、言われてましたが本当に「その辛いことは一生続かない」という事です。
小学生は長期間になってしまいますが、中学生からいじめられたのであれば3年間。高校でも3年間我慢すれば終わるという事です。3年の辛抱です。
これを本当に中高生に伝えたいです。一体験者として。
あと復帰することも出来るという事も同時に教えてあげたいです。
しかし、私は不登校してしまって勉強を全然してないので教職課程とれませんでした。=教師もなれません。
なので、自分の思いを教育学部生にどうにかして伝えたいと思っていたところ、丁度この件の記事がここに書かれたのでコメントさせていただきました。もっと言いたいことありますが、コメント欄なのでここで失礼させていただきます。長文失礼しました。
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