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e-Tetsuによる「アート」と「釣り」の生活誌

インド式結婚式 その3 「Sangeet」

2008-11-10 | ◆少し文化的
さて、いよいよ3日間続く結婚式初日である。場所はホテルの宴会場で、夜の7時半とある。結婚式だから遅れちゃいかんと思い、15分前くらいにホテルへ到着したが、ロビーには誰もいない。コンシエルジュにバブニートの結婚式どこだと聞くと、あっちだと言われた方の宴会場へ行く。中を覗くと準備している人達が多少いるだけで、やっぱり誰もいない。あれ、日を間違えたかなと焦る。

もうしばし待つと、主催者達7時半丁度に到着。で、ほとんどの来場者は8時頃に来たようだ。つまり、初日の宴会というのは、時間通りに始まるものでもないらしい。最初に言っといてくれないとね。どうやら、前日にチャンディガルへ到着した人たちには、踊りのレッスン!!があり、そのときに時間通りに来るなと忠告があったらしい。

初日は「Sangeet」と呼ばれる。Wikipediaによれば、言葉の意味を直訳すると「一緒に歌う」となるようだ。結婚式の2~3日前に行われ、女性達が伝統的なインドの歌を歌うという儀式である。しかし、それだけではなく、大量の食事が供され、かつその後は踊るのである。

8時くらいに大体ゲストが揃うと、会場の奥の方、白い布が敷き詰めてあったあたりにインド人の女性達が10人くらい固まって座っている。すると、女性達がインドの伝統的な歌(多分)を歌い始めた。気持ちをインドに馴染ませるには丁度良い実にインド的な響きである。



歌は30~40分も続いたであろうか。すると、会場の入口の方へと100名はいるであろう来場者がみな誘導される。何が始まるのかと思いきや、阿波踊りみたいなインドの楽曲が始まり、皆で手を上に上げながらまさに阿波踊り的な踊りを踊りながら会場の奥へと行進が始まった。なるほど、ここからが本番かい。



さっきまで敬虔な雰囲気が漂っていた白布の上は、ダンスフロアとなり、ターバンを巻いたおじさん達が激しく踊ること数時間。もうへとへととなった頃に、メインコースが供され始めるのであった。夜も10時くらい? ただ、それまでにさんざん立食の前菜を食べているので、すでにかなりおなか一杯。



しかも、ゆっくり食べていると、ターバン巻いたおじさんがやってきて、何食ってんだ、踊れとか叱りにくるのである。そして踊るかカレー食うかを数時間繰り返しているうちに夜も更けてようやくお開き。

これが前夜祭。それにしても、インド人が踊り好きというのは本当なのですな。

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