社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

根来コミッショナー代行へ苦言

2007-05-30 09:03:23 | 日常
西武球団裏金問題に対する制裁は、
極めて甘いものであり、中途半端なものでした。

西武への制裁金は3000万円、今年の高校生ドラフト
上位2選手の指名剥奪権だけの処分というものでした。
プロ野球界が野球ファンに与えた不信感、
世間に対する信頼を失墜させたことを考慮すれば、
もっと厳しい処分をするべきです。

高校・大学関係者への裏金についても
西武球団が「27年間に170名に金銭を供与した」
と発表したが、その氏名は公表されなかった。
根来氏はこの点についても、判断を誤っている。
本来、氏名を公表し、アマ側が調査することが
再発防止への近道です。
しかし、問題が他球団に波及するのを恐れたのか
公表しないことになりました。
まさに、「臭いものに蓋」ということです。

横浜が那須野投手に5億円もの違法契約金を
払ったことへの処分についても、ただの厳重注意処分に
とどめました。
これでは、他球団はただの厳重注意処分なら
高額の契約金で選手を獲得したほうが得だという
判断をすることにもなります。

いずれにしても、コミッショナーとして
野球界をどうするのかという方向性が見えません。
根来氏がどんなすばらしい経歴をお持ちなのか
そんなことはどうでもいいことです。
「プロ野球を素晴らしい、夢のあるものにしたい」
と心から思っている人がコミッショナーになるべきです。
はっきり言って、根来氏からその情熱は伝わりません。
どちらかというと、「天下り官僚」と同じです。
以前から感じていましたが、プロ野球もコミッショナーは
歴代、元役人、お偉いさんだったとか、
の様な人ばかりなのかと。
 
日本のプロ野球がアメリカのプロ野球に比べ
なんとなく暗いイメージがあるのも、
そこが原因なのかもしれません。

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