ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

大麻所持の罪で服役中の英国人DJに特赦

2008年09月08日 23時12分55秒 | 時事
ラマダンに合わせてハリファUAE大統領やムハンマド首長が命じた特赦で、どんな囚人が釈放されたのだろうか。その疑問に対する答の一つがこれ。

英国ではそれなりに有名なのだろう、ラジオDJグルーブライダー(本名レイモンド・ビンガム)という英国人が、昨年11月にドバイ国際空港で2グラムの大麻所持のかどで逮捕され、4年間の懲役に服していた。先週木曜日に釈放され、現在は英国の家族の元に帰っているという。結局10ケ月間服役したことになる。

特赦の基準はあいかわらずよくわからないが、おそらく英国との外交関係に配慮したものだろう。麻薬に関しては厳罰に処すること(zero tolerance)を内外に宣言しているドバイだが、欧米人に対しては、こんな風に特赦のタイミングで釈放しては本国に送り帰しているのかもしれない。

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