SNSとサイト・ブロック

UAEのサイトブロックについて調べていて、知人からソーシャル・ネットワーク・サービス（SNS)と呼ばれる「ミクシィ」がブロックされていることを知った。このミクシィ、友人から何度か入会（と呼ぶのだろうか？）を勧められたが、なんとなく気が進まず、今日まで中を覗いたことはない。実際に試してみると、エティサラットのサービスエリアでは、ミクシィもマイ・スペースもブロックされることがわかった。

７月３日のガルフ・ニュースで、グーグルのSNS「オーカット」がブロックされたという記事を読んで、このSNSの存在を初めて知った。ガルフニュースによれば、オーカットは一時ブロックが解除されていたのが、再度ブロックされたということだ。理由はサイトの一部が「不道徳な」（immoral)な行動のために使われているからということだ。

いずれのSNSにも足を踏み入れたことがない私が言うのもおこがましいが、サイトを丸ごとブロックする他にやりようがないのだろうか。インターネットという国境のない空間において、国の宗教や価値観と相容れないサイトをもぐらたたきのようにブロックするのには、自ずと限界がある。かといって、一つのコミュニティ・サイトを丸ごとブロックするのはやりすぎだ。今回の場合、サイトを運営するグーグルと対話をする努力をしたのかどうか。売春などの犯罪行為を助長していることがあきらかであれば、サイト運営事業者側も削除に応じるなどの措置を講じる義務があるはずだ。

なお、いつものことだが、現時点ではduのサービス提供エリアでは、ミクシィもオーカットにもアクセスができる。ブログとメーリング・リストの管理で十分忙しい私は、手を出すつもりは今のところないけれど。