ドバイ駐在員ノート

一人の中年会社員が、アラブ首長国連邦ドバイで駐在事務所を立ち上げて行く過程で体験し、考えたことの記録。(写真はイメージ)

2016年夏季五輪 ドーハ落選

2008年06月06日 13時56分34秒 | スポーツ
ドーハ落選は10月開催が理由=IOC(時事通信) - goo ニュース

2016年の夏季五輪開催地の一次選考の結果が国際オリンピック委員会(IOC)によって発表された。東京は、最高の総合評価で選考を通過した。

サプライズは、招致に名乗りをあげていた国の中で、カタールのドーハが落選したこと。IOCは、アジア大会の開催などの実績もあるドーハの能力を高く評価しながら、ドーハが提案していた10月開催を落選の理由に挙げたという。その一方で、中東開催の可能性は排除しないとも言っているらしい。

これを解すると、7月下旬から8月の開催であれば、中東での開催も考慮の対象になりうるということになろうか。果たしてそんなことが可能だろうか。

屋内でのスポーツは、エアコンさえあればなんとでもなる。野球やサッカーなどの球技も早朝やナイターにすればやってやれないこともない。ただ、明日の対オマーン戦のためにオマーン入りしているサッカー日本代表が経験しているように、6月の暑さですらすでに尋常でない。ましてや、7月~8月は、この地域の外気温のピークとなるはずだ。

湾岸諸国でその時期にオリンピックを開催するとしたら、最も危険なのはおそらくマラソンではないか。オリンピック史上最も気温が高いマラソンがどの都市での開催だったか調べてみないとわからないが(アテネ?バルセロナ?)、それを上回ることは確実と思われる。

ドーハの10月開催の提案が、運動選手の生命・身体に対する配慮であったならどうだろう。それを理由に落選させたIOCの決定は、実質的に湾岸諸国での開催の可能性を否定することに等しくはないか。

ドーハの肩を持つつもりはさらさらない。4年ごとに開催される世界の祭典だ、時期を動かすとなればあちらこちら調整が大変というのも理解できる。ただ、IOCの今回の決定の理由説明はどうもすっきりしない。

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1 コメント

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Unknown (もう一人のドバイ駐在員)
2008-06-09 14:27:10
もしドーハで開かれたらイスラエルが国旗を持って入場行進できるんでしょうか?政治宗教は別といっていますが本当に可能か疑問です。
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