スポーツドクターSのざっくばらん

スポーツ障害専門カイロプラクターによる奮戦記。

はん痕組織

2009-07-29 00:02:45 | カイロプラクティック


柔整の学生なんですがちょっとこの場を借りて質問してもよろしいでしょうか?っていうか質問です!
運動器のスペシャリストの先生に是非教えて頂きたいのですが、はん痕組織は時間がたてば元の組織にもどるのでしょうか?それともはん痕治癒という形で残るのでしょうか?学校のスポーツトレーナーと柔整師の先生で意見が別れていて困ってます…
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というご質問がありました。

はん痕というのは、簡単に言ってしまえば「傷跡」のことです。この質問にある「元の組織」というのは、おそらく「元の正常(健康)な組織」のことだと思います。

ぼくなりの見解を書かせていただきますと、これはケースバイケースだと思います。どういうことかと言いますと、はん痕が残る場合もあるでしょうし、そうでない場合もあるだろうということです(あくまでも推測ですが)。

傷の深さや場所、部位などによって状況は異なるのではないかと思います。それから患者さんの自己治癒能力にも当然かかわってくるでしょう。

実際にこれを検証するためには、剖検をして組織を調べるしか方法がないと思いますが、このようなことを検証しているリサーチがあるかどうかわかりません(多分存在すると思います)。

 

Dr.S

 

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4 コメント

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Unknown (ジャンボ)
2009-07-29 14:37:56
患者の主訴に先生直伝!?のARTをするとき、瘢痕部位に確かな手ごたえを感じることがあります。
しかし、筋の障害全ての原因が瘢痕ではないと思うので、鑑別が必要と感じています。

瘢痕組織は摩擦力を高め、炎症を作り、さらなる瘢痕を形成すると読んだことがあります。
確実に特定・除去する為にも、学生Kさんのような率直な疑問を検証して、瘢痕についてしっかりと理解を深める必要があると思います。
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ごもっとも (Dr.S)
2009-07-29 16:26:54
ジャンボ先生、いつもコメント
ありがとうございます。

ごもっともなご意見です。
体を酷使しているアスリートは
多くの古傷(瘢痕、組織の癒着)をかかえて
います。
それが悪循環となって、さらなる
癒着を生みだしていることが多い
ような気がします。
意外と体のケアに無頓着な選手が
多いんですよね。


Dr.S

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無頓着にも理由があるかも (ジャンボ)
2009-07-29 16:44:29
そうなんですよ。
そして、無頓着にならざる原因の一つに、「一番初めのスポーツをするきっかけ」となる”部活”にあるのでは?と思います。
たった今、高校生の施術が終わったばかりなのですが、ストレッチもエクササイズも何も教わってないんです。

体が痛いのに、ダンベルやアンクルを自分なりに使ったりしてアウターマッスルばかり酷使しています。
(先週は、顧問がバーベルの指導もないで部活で持たせ、腰痛が再発した学生もいました)

学生は国の宝なので、顧問の方も忙しいでしょうが、外部指導者に委託するなどしてでも、もっと健康管理に注意してもらえないものかと悲しく思っています。
返信する
価値観 (Dr.S)
2009-07-29 16:59:41
何が重要なことなのか、ということを
認識していない証拠なのかもしれません。

怪我をしてからでは遅いです。
やはり怪我を予防するために、
何をしなければいけないのかという
ことを考えなくてはなりません。

競技者はある程度、健康度外視で
運動を行うのは致し方ないことです。
しかしケアを怠ることは、選手生命にも
かかわりますし、何といっても
努力に見合った結果を得ることが
できなくなるのは、本人にとっても
残念なことです。


Dr.S

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