グローバル・スタンダードの最高峰資格CFAとCFPを持つ完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤峰男の書評ブログ

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小泉首相、これからのサプライズ。

2006-06-17 11:45:20 | Weblog
国会が終了し、いよいよこれから総裁選びに入るわけだが、その間も目が離せないのは小泉首相のサプライズだ。この総理はかならずやってくると思えて仕方がない。

まず確度が高そうなのは、8月15日の靖国神社参拝だ。退任後行くのではとの憶測もあろうがそれは小泉首相の性格やこれまでの行動から見てないだろう。総裁選での公約は8月15日の靖国参拝でもあったから、最後は約束を守りたいという気持ちが強いだろう。

次はイラクの電撃訪問だ。これは自衛隊を派遣した最高指揮官でもあり、もうすぐ撤退するが、その前に行っておきたいという願望が前からあると想像するに難くない。

3番目は北朝鮮訪問である。現在はテポドン発射懸念で警戒感が強く、六カ国協議も暗礁に乗り上げたが、日朝ピョンヤン宣言をつくった両首脳が首相として会う最後の機会を持ちたいと思っているのではないか。今何か打開策が見つかりにくいが会っておくだけでも今後につながるような気がしてならない。

いずれの7月サミット以降にありそうなサプライズだ。

日銀、福井総裁の村上ファンド保有に想う

2006-06-16 11:01:12 | Weblog
そもそも、日銀の政策は、金利、債券市場、株式、為替など資産運用のすべてにかかわるものだ。そのトップはその政策決定に強大な影響力をもつ。これを踏まえると、個人として株式や私的ファンドを保有していることがいいのかが明確になる。すなわち、これらを持っていることで、意識的にあるいは無意識的にも、金融政策にバイアスがかかる可能性を残しているということだ。ご本人はそんなことはないといっても強弁に過ぎず、バイアスが起こり得る要因があるということは否定し得ない事実だ。

今回の村上ファンド保有が日銀の内規に違反していないのだから、福井総裁は辞任する必要はないだろう。しかし、日銀の内規自体には問題があり、甘すぎたといわざるを得ない。日銀の過剰接待問題や経済データの情報漏洩ではきびしい批判を浴びたが、まだまだ組織としては甘い面が残されている。金融の独立性の確保は当然だが、それが翻って内部の規律があまくなることは適切ではなく、日銀にはもっときびしい国民の目が及ぶ必要があろう。

今回の件では日銀総裁や金融政策に大きな影響を及ぼす政策委員や理事の財産や資産運用について以下を検討することを提言したい。

選択肢1.就任時に運用資産を公表し、信託に移管する。
選択肢2.すべての運用資産を普通預金や同等の短期金融商品にする。

このうち2.はきびしいように見えるが、このような立場に置かれる人たちはこの程度のことは覚悟の上で就任する必要があると考える。それほど金融政策は国家的な重要命題なのだ。私は2の選択肢をとることがもっともバイアスがかからずいいのではないかと考える。

金融当局トップは身の処し方を慎重に。

2006-06-14 08:31:21 | Weblog
今回の日銀、福井総裁の村上ファンド購入を聞き、思い出すのは金融月刊誌創刊を飾る表紙に大写しで登場した、竹中金融担当大臣(当時)と日銀福井総裁の並んだ写真だ。これを見てこういう形で登場していいのだろうかとそのときは大いに違和感を感じたものだ。これがアメリカであれば、友人が創刊した金融誌の表紙に、SEC委員長とFRB議長が並んで登場するに等しい。

友人だからといって、社会的に非常に影響力のある人は、もっと慎重に身を処さなければならないだろう。はっきりいって軽すぎる。

あっー、もう少しだったのに。ワールドサッカー、オールジャパンが逆転負け・・。

2006-06-13 09:07:22 | Weblog
あー、ぐったり。早く終われと思っていた矢先の同点、あっという間の逆転負け。今日は日本中が暗いのではないか。心なしか電車の中のサラリーマンもさびしそう。早朝応援から帰ったサポーターのオールジャパンユニフォームもしおれているようだ。それにしても残念。選手やジーコは全力でやったのだろうが、オーストラリアの気力や執念がまさっていたということか。

あとはクロアチア、ブラジルと強豪だ。得失点差も3-1の2点で不利。うーん、ちょっときびしい。ただ,まだわからない。ワールドクラシックベースボールでの首の皮がないくらいの窮地からの大逆転劇もある。気持ちを入れ替えて挑み、戦うのみだ。

がんばれ、ニッポン。・・・それにしても惜しい。おっと、こんなことをいっていては仕事が始まらない。さぁー、今日一日がんばろー!!

私の体内時計

2006-06-12 10:20:34 | Weblog
昨日は、サッカーのイングランド対セルビア・モンテネグロ戦を観戦していたが、1-0になったあと、ソファーでもう寝ていた。10:20pm頃だったろうか。子供に起された。もうたまらず寝床に入るとぐっすり寝て朝5:00に目が覚める。毎日目覚ましは5:20にセットしてあるのだが、トイレにいきたくなるせいもあるのだろうが、その前に目を自然と覚ますのだ。どうもこれが私の体内時計のようだ。そして5:20にはおきる。私はこの体内時計をぜひ守っていきたいと思っている。なぜなら、人間は朝早く起きて、夜早く寝るのがもっとも身体に適していると思うからだ。太古の時代からほんの数十年前まで人類はそうして来た。いま夜型、深夜型生活パターンがほとんどで、多くのサラリーマンは就寝時間は12:00ごろではないか。勤務パターンも含めて、もう少し早寝早起きを進めるキャンペーンがあってもいいと思う。クールビズと同じように省エネにつながるし、この方が時間が有効に使えるのだ。

それにしても今日の日本-オーストラリア戦は絶対に寝ないぞ!!

TBS-楽天もライブドア-ニッポン放送と同じ構図?!

2006-06-11 11:40:26 | Weblog
昨年前半から10月にかけてのTBSへの村上ファンドの動きを追うと、楽天のTBSへの提携交渉の働きかけと同じようでタイミングで動いているのが分かる。ニッポン放送-ライブドアの買収劇と同じような展開をたどっているのだ。村上ファンドは昨年9月には確か9%近いTBS株保有率だったと思うが、楽天のTBS株大量取得発表の10月初めに、売却している可能性がある。思うに、TBS-楽天の買収劇にも、村上ファンドが絡んでいると想像するのは自然の流れで出てくるストーリーだ。

阪急TOBの帰趨は当ブログの予想通りになった。

2006-06-10 14:08:58 | Weblog
どうやら、阪急TOBの帰趨は、当ブログが以下予想した通りになってきた。


村上ファンドが残したもの-疲弊した企業 5月31日付

村上ファンドがTOBに応じて、株を放出するのは目に見えている。やはり役員を送り込むなどただの脅しで、高値売り逃げるための手段に過ぎなかった。それにしても阪急が提示する900円台の価格は高すぎる。普通に考えたら株主代表訴訟が起きてもおかしくないレベルと思う。そもそも400円台だった株価が、村上ファンドが買い占めることで高騰したわけで、その間企業の実態が変わったとか不動産価格が高騰したということはない。ということは買い取ったあと株価は下落する可能性が非常に高いとしか考えざるを得ない。TOBの応じる株主が殺到したら阪急はどうするのだろうと傍からでも心配になる。残るのは決して財務内容がしっかりしていない阪急の有利子負債の急増ということだ。阪急の株主にとっては気の毒な話だ。

引用終り


ここで少し指摘しておきたいことがある。村上ファンド対策の阪急側アドバイザー佐山氏がコメンテーターとしてテレビに盛んに登場しているが、これは控えた方がいい。というのは、そのような席で盛んにTOB価格の妥当性を主張しているからだ。これなどは阪急サイドに立つ立場での宣伝のようなもので、株価誘導に当る可能性がある。一方の利益を代弁する人はテレビなどの不特定多数を対象とするメディアには、特にTOB期間中に出てくるべきではない。日本の証券市場の甘さを垣間見る思いだ。

サッカーW杯が開幕、ニッポン頑張れ!!

2006-06-09 08:38:06 | Weblog
さぁー、ワールドカップが開幕だ。これまで前宣伝が長く、一体いつ開幕かと傍から思っていたが、いよいよ始まる。日本にとっては、予選リーグ突破がまず最低限クリアしなければならない目標だ。ブラジルはもとより、クロアチア、オーストラリアにも現地予想では日本が下らしい。こんな予想は、絶対に跳ね飛ばさなければならない。代表メンバーもよもや選ばれたことにもう満足しているというようなことはゆめゆめないと思うが、とにかく死闘を演じなければならない。観戦する側としては、日韓大会の興奮をもう一度味わいたい。がんばれニッポン!!

タバコ禁煙の効用

2006-06-08 08:20:26 | Weblog
JR東日本の新幹線が全面禁煙になった。マイルドセブンは、税金増を上回る値上げ。いまやビル内禁煙はあたりまえ。歩行中喫煙は罰金の地区もある。喫煙者にとってはますます肩身が狭い思いだろう。

かくいう私も、数年前まで喫煙者だった。その間なんどとなくやめることを試みたが、隠れて吸っていた。海外では通勤中の車の中で、勤務中は高層ビルからわざわざ降りて、社員に見えないところで(これで10分ロス)、自宅ベランダや果ては途中駅の喫煙コーナーで吸っているところを家族に見つかり、あきれられる。隠れて吸っているときの心理的ロスはかなりある。

やめるきっかけは、いまの事務所で、タバコを吸うたびに近所をぐるっと回ってくる時間的ロスを考えたからだ。(5回回ってくれば、50分ロス)これはもったいない。さらには当時230円だったか。これでひと月6000円、一年で70000円超。10年で70万円。ある日、コンビニの前で箱の最後の一本を根元まで思い切って吸い、こんなまずいものはないと自分の意識に刻み込み、やめた。もう5年ほどになるがそれ以来吸っていない。もう吸いたくはならないが、吸いたくなるとあんなまずいものはないと、自分の刻んだ意識を呼び起こした。

周りにもタバコの煙が迷惑なことはいうまでもない。通行中の歩きタバコは、ベビーカーの幼児には危ないし、歩行者にも火がかかる危険も多い。何より、7メートルは広がるという煙のにおいだ。このごろはそのにおいを避けるため、思わず息を止める。他が満員で、知らずに喫煙車に座ってしまったときの気分。

タバコによる健康への影響ははっきりしている。肺がん、食道ガン、喉頭がん、成人病、老化が早まるなどの大きな原因だ。寿命も10年は短くなるという。早くやめるに越したことはない。わかっているけど止められないという人たちが、喫煙者には多いが、喫煙の経験者である私としては、いま禁煙の効用を大いに感じている。

グリーンスパンがなつかしい。

2006-06-07 11:55:13 | Weblog
バーナンキFRB議長のおかげで、世界の市場が真っ青だ。あまりにものをはっきりいうので、マーケットが反応しすぎて、どってんばったんの状況だ。まだ不慣れなのか、記者の質問に非公式に答え、マーケットはこれにもびっくり。

グリーンスパンはあまりはっきりいわないため、解釈が難しいといわれていたが、それにしてもよく13回もたいした混乱なく金利を上げられたものだとあらためて感心する。市場との対話に細心の注意を払ったのだろう。あー、グリーンスパンがなつかしい。