グローバル・スタンダードの最高峰資格CFAとCFPを持つ完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤峰男の書評ブログ

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私のブログの村上ファンドドキュメント

2006-06-06 08:58:13 | Weblog
村上氏が逮捕され、もう二度と証券市場には戻ってこないという。彼のもたらした市場や企業への影響をプラスに評価する人もいるが、決してそういうことはないと思う。私が今年に入り、村上ファンド、村上世彰氏についてブログに掲載したコメントをまとめて載せたので、お時間のある方はぜひご覧いただきたい。そして積極的なコメントをいただければうれしい限りだ。



村上ファンドに、儲けて逃げる出口を与えるな!!  2-22

村上ファンドは、阪神タイガースの上場、阪神電鉄、こんないい会社はないなどといいながら、もう高値での売り抜けを狙っている。こんなファンドを日本にのさばらせていたら、日本の資本市場は終り。買い占めれば儲かるという、彼らにやすやすうまい逃げ道を与えるような結末にしては、またこのおいしい汁を吸いに、同じようなことを繰り返す。一度やり始めたら、やめられないということだ。彼らを許す土壌を日本に作ってはならない。

関西電鉄各社が、野村プリンシパルの誘いに乗って、引き取ることを考えているようだが、これは経済合理性がない。互助会的発想はやめたほうがいい。株主代表訴訟に遭うことも考えられ、さらにそういう安易な姿勢だと、いつ自分自身が村上ファンドの餌食になるかもしれない。投資は止めるべきだ。

さらにもう一つ、案の上、村上ファンドは高値での売り抜けを狙っているわけだが、ここで絶対に儲けさせてはならない。600円台の買いコストのようだが、せいぜい400円台が妥当株価だ。損させて終わらせられるよう、持久戦も必要だ。



村上ファンド、村上世彰さんに告ぐ。 2-26

村上さん、もう阪神電鉄は売り逃げするんですか。あなたは、阪神電鉄を買い付けたあとの記者会見で、なんといいましたか。「こんないい会社はない、阪神タイガースを上場させて、公開すれば阪神電鉄の企業価値は高まる、ファン投票を実施するべきだ。不動産の有効活用をすれば、もっと阪神電鉄の企業価値は高まる。」といっていましたね。

半年も経たないうちに、もう、こんないい会社はないといっていた会社を、手放してしまうんですか。阪神タイガース上場に向け、ファンを説得しようとする努力は見えませんし、不動産の有効活用を経営陣に熱心に説いているようには、外からは見えません。あなた、一体何のために阪神電鉄を買ったんですか。このような長期的な要求を出すんであれば、その間実現するのに会社とともに努力を重ねる大株主として、株式を保有していなければいけませんよ。それでなければ、単なる、株価を吊り上げての売り逃げファンドとしか見えません。

もっと、村上さんに自覚してほしいのは、あなたがそのようにして儲けている一方には、多くの巨額の損をする個人投資家がいるということです。個人投資家は、あなたが買うから買うという人もいます。ところが一方では個人投資家が買っている頃には、あなたは売っているかもしれません。このようにあなたが短期で売り抜ければ、一方では巨額の損をする投資家がいるということを忘れてはなりません。

村上さん、阪神電鉄は20年でも、30年でも保有するべきです。そしてあなたが記者会見で主張していたことを、大株主として会社とともに真摯に実現するべきです。それが今株式を保有する投資家の利益につながると考えます。それでなければ、またあなたは、大衆を犠牲にして、自分だけ儲ける売り抜けファンドといわれても仕方がないでしょう。

それでもいいとおっしゃるなら、いずれ世間はあなたを必要としなくなるでしょう。



村上ファンド、村上世彰さんに告ぐ。-2   3-12

その後、阪神電鉄株の件は、いかがですか。3月末に向け野村プリンシパルを仲介役に、関西私鉄などに株式を引き取ってもらう方向の話が進んでいるやに、報道されていました。またご自身が阪神電鉄社長と東京で会談したとのことですね。

昨年9月には、ご自身でマスコミの前に登場し、いかに阪神電鉄がいい会社か長時間にわたりPRされ、なるほどそんなにいい会社なのかと思ったものです。不動産の有効活用や阪神タイガーズ上場という誰も思いつかないような提案をされ、世の中の人もそれではということで、阪神電鉄株を買った人が多かったのではないかと思います。

村上さん、よもや、そのような高い見地からの話をしながら、この3月末までに株を手放すことはありませんよね。たった半年くらいで提案されたことが実現できるものではありません。ましてちょっと世論が阪神タイガーズ上場に後ろ向きだから、44%もの株を持つのはもー止めたなどという、そんな軽い話なのですか。これだけ世間を騒がせながらまた売り逃げたと思われるのが落ちですよ。それだけの株式を保有したのであれば、ぜひ会社をよくするために血道を上げるべきです。

今年の株主総会には、大株主として堂々と意見を述べるべきです。そして阪神電鉄をもっともっと良くしてください。20年でも30年でも株を保有する覚悟で。それがこれだけの株を買い占めたあなたの責務なのです。



村上ファンド、村上世彰さんに告ぐ。-3  4-23

村上さん、やはりあなたは阪神電鉄の株を手放すんですか。阪急がTOBをかける見通しで、もうあとは村上さんがどのくらい高く売れるかで決めるだけと聞いています。

やはりあなたは売り逃げ屋レベルの人だったのですか。ずっと持つつもりといっていましたよね。それが半年くらいでもう売るんですか。とすれば、ずっと持つつもりといっていたのはうそですか。それとも状況は刻々と変わるから、前言った事など、いまは変わっただけの話だということでしょうか。それほど状況変わりました?

ただ単に儲けを得るためだけに、大量に買い占め、営々と築いてきた阪神のブランドは阪急の傘下に入ることを余儀なくされる。阪神電鉄の利用者である大阪の人たちや阪神タイガースファンの気持ちを考えていますか。この資本の変化による社会的な影響を考えているんでしょうか。そんなことは考えるわけもなく、ただ自分だけ儲けられればいいのですか。


このようなことが通れば、あなたは反社会的な危険人物としてますます社会からは遠ざけられ、いっていることとやることが反対の、うそつきのレッテルを貼られることになるでしょう。



村上ファンド、村上世彰さんに告ぐ。-4  5-2

村上さん、高値で売ることが、世の中の役に立つと考えているのですか。まさかそうではないですよね。己の利益だけを考えているからそうなるわけですよね。もう止めましょうよ。そういうことは。大事な大阪の文化、利用者や阪神ファンのことをもっと考えるべきではないですか。私のような投資の世界にいる人間でも、あなたの使っているやり方は禁じ手だと思います。

もう一つ指摘しておきたい。昨年十月、記者会見であなたは「こんないい会社はない、投資家にとって」「2、3年は持つ」といっていましたね。これって、買いの誘引行為にあたりませんか。あるいは株価を高く誘導しようと試みているようにも見えます。そして実際には、高値でもう離そうとしている・・・。言っていることと実際の行動は違う。そう、いまあなたは、昨年10月に記者会見をしたように、堂々と表に出てきて、自分の現在の考え方を話すべきです。あるいは今回は前回と違って、出てくると不利だから、出てこないんでしょうか。

市場のメジャーな参加者であれば、もう少し市場秩序を考えて自己のなりふりをわきまえるべきだと思いますが、いかがでしょうか。一番いい解決方法は、今後大株主として何年にもわたり、暖かい目で阪神の経営に携わっていくことです。



村上ファンド、村上世彰さんに告ぐ-5、まじめに阪神の経営に取り組みましょう。 5-8

村上さん、取締役8人の選任申し入れはそれ自体評価しますが、高値売り逃げのための交渉カードとして使うのであれば、全くいけませんね。候補全員がMACコンサルティングの社員でいいんですか。これで阪神の経営ができると思っているのですか。公共的使命を持つ鉄道、数多くのファンがいる球団の経営がこの陣容でできるなどとは、あなたもゆめゆめ思ってはいないでしょう。とすれば、株主総会までの高値売り逃げという醜い動機しかないのではないですか。

あなたが阪神買占め後、社会に対し説明ができる行動は、有識者を含めた役員陣で、現経営を尊重しながら暖かい目で支えていくしかないのです。

今回どのような行動をあなたがするかで、社会のあなたへの今後の対応が決まってくるでしょう。数に任せて己の考えていることがすべて通るなどと考えるのは大間違いですね。要は、金儲けがすべてではないということです。そこには社会への大義名分が必要です。



村上ファンドへの対処法-経営者はもっと肝を太くしろ!  5-8

阪神の経営陣を見ていると、村上ファンドの亡霊におびえて完全に萎縮してしまっているようだ。もっと肝を太くして、村上さんに経営を任せてもいいよ位の腹の据え方で臨んだ方がいい。右往左往するようでは、村上ファンドに足元を見られて、彼らの術中にはまるだけだ。こうした弱い経営陣の姿勢に乗じて、高値で売り逃げてなんども成功してきたのが、村上ファンドの実態だ。彼らの息の根を止めるには、この方法が一番効く。投資ファンドとして何社も経営にかかわっている余裕はないのだから、こういう事態になれば彼らのビジネスモデルは立ち行かなくなるだろう。



村上ファンド、村上世彰さんに告ぐ。-6  5-21

筆者は、これまでシリーズで、村上ファンドに告ぐと称して6回ほど見解をここでいってきたが、先方からは何の反応もない。それはそれで一向に構わないのだが、これまでこう何回も書いてきたのは、私自身、どうもこの阪神電鉄の一件では腑に落ちないことが多すぎると強く感じるし、非常に社会にマイナスに働くことが多いと感じるからだ。

村上さん、もうあなたは阪神の大株主という座からは、当分降りられませんよ。絶対にここで降りてはなりません。現経営陣をほとんどそのままにしたままで、大所高所から経営を見守る姿勢のまま行くしかありません。阪神側はいれではいやだと言っても、大株主を自分たちで除けるわけではないのですから、ただ希望を言っているだけにすぎません。

ここで株を放して売り逃げれば、やはり金儲け、私利私欲だけのためにこれだけ世間を騒がせても平気な輩なのだという強い反発が出るのは当然です。のど元に刃物を突きつける、社員を役員に送り込むいいかげんな株主提案などやめ、今後は大株主として経営に取り組む姿勢を示さないと、あなたは市場からは永久に毛嫌いされる存在ということで取り扱われるでしょう。はっきりいってまだあなたは高値売り逃げを狙っているとしか見えませんが、そうすることによる社会のあなたへの今後続く厳しい評価というものを重く考える必要があります。ここで決して株を手放してはいけません。


村上ファンドの罪深さ  5-25

村上ファンドのやり方で、会社の経営がよくなるか、あるいは株式市場が活性化するかというと、さまざまな面でマイナス面が大きいということに気がつく。

1.高値売り逃げを狙うため、売り逃げられたあとはしごをはずされる。何を意味するかというと、村上ファンドが買ったからといって買う人たちは、儲からない可能性のほうが大きいということだ。そして彼らのみが高値掴みという羽目に陥る。高くなった株価は砂上の楼閣なのだ。

2.高値売り逃げを狙うため、無理難題な要求、支離滅裂な提案をして、経営を混乱させる作用が働く。決して既存の株主のためにならないのだ。

3.大義のない、儲け目的の村上ファンドによる買占めが株価変動を大きくして、市場を投機的にする。要するに健全な市場の育成を妨げるということだ。

4.企業が持ち合いなど過度に買い占め防止策に走り、株主構成が以前のゆがんだ構造に逆戻りし、グローバルスタンダードからさらに遠ざかる。

村上ファンドの罪は重い。


村上ファンドが残したもの-疲弊した企業 5-31

村上ファンドがTOBに応じて、株を放出するのは目に見えている。やはり役員を送り込むなどただの脅しで、高値売り逃げるための手段に過ぎなかった。それにしても阪急が提示する900円台の価格は高すぎる。普通に考えたら株主代表訴訟が起きてもおかしくないレベルと思う。そもそも400円台だった株価が、村上ファンドが買い占めることで高騰したわけで、その間企業の実態が変わったとか不動産価格が高騰したということはない。ということは買い取ったあと株価は下落する可能性が非常に高いとしか考えざるを得ない。TOBの応じる株主が殺到したら阪急はどうするのだろうと傍からでも心配になる。残るのは決して財務内容がしっかりしていない阪急の有利子負債の急増ということだ。阪急の株主にとっては気の毒な話だ。



村上ファンドは活動的投資家とはいえない!!  6-1

青い野球帽を目深にかぶり黒いサングラスで、中部国際空港に降り立った村上良彰氏。阪神社長と大阪で会うなら、関西国際空港に降りればいいものを。しかもノーコメント。9月の阪神買占め後のビルロビーでの1時間半にわたる「こんないい会社はない」とのたまった、立ったままでの記者会見とはえらい違いだ。そのときは2~3年持つつもりともいっていた。実際には1年もたたないうちに売ろうとしているのだが。要は自分に都合のいいときは盛んに出てきてPR。都合が悪いときは貝のようになる。

あるいは今回はあまりにも世の中の風当たりが強くてもう表に出ることもままならなくなったことを感じたのだろうか。私も、世の中に与える負の影響は、犯罪者よりも大きいのではないかと感じている。アメリカの活動的投資家アイカーンでも世の中の一定の支持は得ている。日本で主要企業の大株主に登場している米系スティールパートナーズも世の中の支持が大事と見ている感がある。プリベチューリッヒもいまのところ控えめだ。要は一定の市場の支持がなければ、このような買占めは続かないということだ。

私には、村上ファンドは、買占めにより会社に高値買取を迫る脅迫的投資家としか見えない。


村上ファンドに捜査の手。  6-2

ニッポン放送がらみの取引で、村上ファンドが任意の事情聴取を受けているという。検察当局も、この事件の社会的影響に鑑み、捜査のメスを入れざるを得ないと判断したのだろう。ただし、この聴取している対象はほんの入り口であり、阪神電鉄での株価操作まがいの発言、取得目的の突然の変更など証券取引法上グレーと思われる事例もある。

この検察の入り方は、マンション強度偽造の木村建設-粉飾決算、イーホームズ-架空増資の種の入り方であろうし、今後社会性という面から、村上ファンドには深くメスが入ることを期待する。


村上ファンドは時代のあだ花。  6-5

村上ファンドの解散の話が出てきている。当然だろう。特に海外の機関投資家は、倫理規定が非常に厳しいため、このような刑事事件の場合、受託者責任を果たすため無条件で解約というケースがほとんどだ。そこで思い出すのが,村上良彰氏の述懐だ。「僕は時代のあだ花。」いまを予想してのことではないであろうが、ある程度先を見越していたのだろう。それにしても阪神のTOBに応じることができたのは、村上ファンドはラッキーだったとしかいいようがない。いまさら阪急はTOBをおろせないし、価格を変更することもできない。最後の大勝負はこれまた村上ファンドにとってはおいしい商売だったということか。

いずれにしても、力ずくで何でも勝てばいいという姿勢、社会と共存していこうとしないやり方は決して長続きしない。そのゆがみはいずれ是正される。村上ファンドやホリエモンの成功を時代の寵児のように取り上げたマスコミの影響も大きいと思うが、やはり社会に貢献し、地道にやっていくというやり方が周りにいい影響を与えるし、自分にもいい形で反響してくることを忘れてはならないと思う。






村上ファンドは時代のあだ花。

2006-06-05 08:04:15 | Weblog
村上ファンドの解散の話が出てきている。当然だろう。特に海外の機関投資家は、倫理規定が非常に厳しいため、このような刑事事件の場合、受託者責任を果たすため無条件で解約というケースがほとんどだ。そこで思い出すのが,村上良彰氏の述懐だ。「僕は時代のあだ花。」いまを予想してのことではないであろうが、ある程度先を見越していたのだろう。それにしても阪神のTOBに応じることができたのは、村上ファンドはラッキーだったとしかいいようがない。いまさら阪急はTOBをおろせないし、価格を変更することもできない。最後の大勝負はこれまた村上ファンドにとってはおいしい商売だったということか。

いずれにしても、力ずくで何でも勝てばいいという姿勢、社会と共存していこうとしないやり方は決して長続きしない。そのゆがみはいずれ是正される。村上ファンドやホリエモンの成功を時代の寵児のように取り上げたマスコミの影響も大きいと思うが、やはり社会に貢献し、地道にやっていくというやり方が周りにいい影響を与えるし、自分にもいい形で反響してくることを忘れてはならないと思う。

もう今年も6月。

2006-06-04 19:21:55 | Weblog
小生のように50歳を越えて来ると、日にちの立つのは恐ろしく早く感じられるようになる。今年も始まってからもう6月かという感じだ。若い人でも中高年でも過ごす時間は同じなのだが、残りの余命によって感じ方が違うのだろうか。あまり時間がたつのが早く感じられるのは、かえってじっくり腰を据えてやらなければならないことがおろそかになってしまうという危惧を感じる面もある。とにかく私らの年代位になってくると、余り失敗することもできないので、何かやるときはせかせかあせらず、時間をうまくコントロールして大事なことはじっくり考えて臨むことも必要だと感じるこのごろだ。時間に振り回されないということだろうか。

村上ファンドに捜査の手。

2006-06-02 09:24:02 | Weblog
ニッポン放送がらみの取引で、村上ファンドが任意の事情聴取を受けているという。検察当局も、この事件の社会的影響に鑑み、捜査のメスを入れざるを得ないと判断したのだろう。ただし、この聴取している対象はほんの入り口であり、阪神電鉄での株価操作まがいの発言、取得目的の突然の変更など証券取引法上グレーと思われる事例もある。

この検察の入り方は、マンション強度偽造の木村建設-粉飾決算、イーホームズ-架空増資の種の入り方であろうし、今後社会性という面から、村上ファンドには深くメスが入ることを期待する。

村上ファンドは活動的投資家とはいえない!!

2006-06-01 08:24:12 | Weblog
青い野球帽を目深にかぶり黒いサングラスで、中部国際空港に降り立った村上良彰氏。阪神社長と大阪で会うなら、関西国際空港に降りればいいものを。しかもノーコメント。9月の阪神買占め後のビルロビーでの1時間半にわたる「こんないい会社はない」とのたまった、立ったままでの記者会見とはえらい違いだ。そのときは2~3年持つつもりともいっていた。実際には1年もたたないうちに売ろうとしているのだが。要は自分に都合のいいときは盛んに出てきてPR。都合が悪いときは貝のようになる。

あるいは今回はあまりにも世の中の風当たりが強くてもう表に出ることもままならなくなったことを感じたのだろうか。私も、世の中に与える負の影響は、犯罪者よりも大きいのではないかと感じている。アメリカの活動的投資家アイカーンでも世の中の一定の支持は得ている。日本で主要企業の大株主に登場している米系スティールパートナーズも世の中の支持が大事と見ている感がある。プリベチューリッヒもいまのところ控えめだ。要は一定の市場の支持がなければ、このような買占めは続かないということだ。

私には、村上ファンドは、買占めにより会社に高値買取を迫る脅迫的投資家としか見えない。