グローバル・スタンダードの最高峰資格CFAとCFPを持つ完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤峰男の書評ブログ

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あぁー、吉野家の牛丼が・・・

2006-01-21 13:36:18 | Weblog
相当並ぶだろうなーと思いながら、2月の中旬には食べられるのを楽しみにしていたのに、吉野家の牛丼が遠のいた。異常プリオンの危険部位である背骨部分が米国輸入牛肉に入っていたそうだ。あれだけ米国政府は安全性には問題ないといって、日本に圧力をかけていたのに、これでは全く信用できない。それも輸入解禁になってまもなくだ。

われわれ「吉野家牛丼早く食べたい派」も、危険部位が入っていてもいいなどとは思っていない。とにかくきちんと100%間違いなく、危険部位が混じらない体制でやってもらいたい。その上でのことだが、それにしてもいいかげんだ。

これは、いつも米国の圧力のいいなりでいい事はない好例だ。


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なぜ東証は頻発してトラブルを起すのか。

2006-01-20 10:41:31 | Weblog
まず言えることは、東証は自前のシステム開発部門を持っていないということだ。何年か前に切り離して、売ってしまった。だから外部の、たとえば富士通などに外注に出し、つくってもらい、それをほとんどノーチェックで、そのまま受け入れるという状況なのだ。これで、つくったのは富士通だから富士通の責任ということにされたら、富士通はたまったものではないというのが、本音ではないか。東証には、自律的にチェックできる機能がないので、これからも同じようなことが当分起こることを覚悟しておいた方が賢明だ。

もう一つは、さらに根が深い。官僚を上回る役人体質の組織ということだ。やることが遅い。競争がないので、新機軸を出すというような発想がない。外国証券取引所とのこれといった有機的な提携などはなく、内篭もり。見ているのは、証券業界と役所だけという状況ではないか。

2006年の上場は延期になったようだが、この体質の改革と取引システムの信頼性がしっかり確保されるまでは、凍結ということにすべきだろう。


あぶく銭は残らない-ライブドア事件の教訓

2006-01-19 08:08:15 | Weblog
過熱した市場の売り戻しは大きい。ここ数日の下落を見ているとそういう思いが強い。ライブドア株の急落が引き金で、市場は大幅に下落したが、数ヶ月のスパンで見れば、過熱した市場がいずれこうなるのは、ただ時期の問題だけだったということだ。

あぶく銭は残らない。誤発注を利用して、数十億円儲けるなどということが起こること自体が異常だ。こういうことがさらに投機を煽る。過熱した市場の中で簡単に儲けを得られるなどと思ってやっていると、思わぬ大怪我をする。その怪我は立ち直れないほどのものになることもある。そういうリスクを覚悟でやっている人はそれはそれでいいのだろうが、多くは最悪の事態というものを予想できない。


世界の信用を失墜した東京証券取引所

2006-01-19 07:48:56 | Weblog
またも東証はしでかした、どでかい失態を。おかげで売りたくても売れない事態になったわけだ。このおかげで売れなかった人は、機会損失を訴訟に訴えてもいいくらいだと思う。本来、取引所の機能というものは立会時間に取引ができることは保証されていることが前提だ。

これで昨年来3回目の想像を絶するミス。アジアをはじめ世界の市場がこれで下がった。今ごろになって、東証は、早急に欧米と同等レベルのシステムに増強するといっているが、今まで長年にわたり放置していた責任をどう考えるのか。

短期間に3回もミスがあると、今後も続いてしまうのではないかと、取引をするのも心配になってしまう。世界の日本市場への信頼性が失われるリスクは計り知れないほど大きい。

ヒュ-ザー小嶋社長の変わりよう・・・。

2006-01-18 08:13:09 | Weblog
人間の気持ちって移ろいやすいもんなんだなーと言う感じを、強く持った昨日のヒュ-ザー小嶋社長の証人喚問だった。昨年末参考人質問時の大きな声で怒鳴った勢いは全くなく、かえって憔悴しているようにも見えた。演技かとも思えるが、むしろ人間の感情の移ろいやすさを見る思いが強い。「息子が孫を連れて出て行った」といってテレビのインタビューで涙をハンカチで拭う姿が、気の毒に思えるほどだ。人間なんて弱いものだ。

これまでがむしゃらに事業を拡大してきて、偽装発覚時の、昨年十月末のマンション引渡しはそれまでの勢いで走ってしまった、勇み足の落とし穴にはまったという見方もある面ではできよう。しかし社会通念や法律から判断されれば、そういう判断は受け入れられない。ライブドアの今回の一件もそうだが、事業をやるもの、お客様を相手に商売をするものは、事業拡大を進めるのは大事なことだが、やはり地に足をつけて良識や高い倫理観を持って当ることが最も大事なんだなーとあらためて感じた一日だった。

ライブドア家宅捜索-金儲け万能主義の対価

2006-01-17 08:52:11 | Weblog
そういえば、ライブドアが100分割を発表していたときは、連日ストップ高を続けていた。市場参加者でもある私は眺めるだけだったが。株式市場のマネーゲーム化、投機化にも一役買ったようだ。

今回の事件はさらに新たな展開も予想されるが、現在いえる事は、金儲けが発想の起点にきてしまうと、良識が働かなくなるということだ。ホリエモンには活躍を期待していたが、今回指摘されている行為が事実であれば、金儲け主義が一線を越えたということ。

株式市場を利用した金儲け主義は、今の個人投資家の投資行動にもマイナスの影響を与えている。市場がマネーゲーム化をしている観が強いという意味で。誤発注を利用して何十億円儲ける、新規公開株争奪戦で証券会社営業マンを逆接待する、売買注文の頻繁な取消・訂正を故意に行ない株価を誘導しようとする、すぐに金儲けできると謳う安易な株投資本が氾濫し、またそれらがよく売れる。これらの現象は、世界2位の経済大国の株式市場で起きていることとして、あまり胸張っていえることではない。

この事件が、投資行動がどうあるべきかということを冷静に考えるきっかけとなるのであれば、またホリエモンは大きな一石を投じたということか。しかし、まぁ、これからホリエモンってどうなるんだろう?

小泉首相発案の日本橋再生を、ぜひ!

2006-01-16 09:45:04 | Weblog
日本橋の橋の上から下を見ると、神田川が薄暗く、両側は高いコンクリートの壁で固められ、楽しんで眺められるものではない。上を見ればほんの数メートル上をほぼ橋をかぶせるように、首都高速が乗っかっている。これが江戸のシンボルでもあった日本橋の姿だ。誰も日本橋(橋)を歴史的建造物として眺める人などいない。

小泉首相は、この首都高速を取っ払い、日本橋の以前の姿を復活するように指示しているが、大賛成だ。費用が3000億円程度かかるようだが、さまざまな歴史的建造物保護、都市環境の改善などのシンボル的プロジェクトとして、実現してほしい。そもそも今まで手をつけなかったのが、おかしいくらいだ。

人間が景観を楽しめる環境をつくるということは、これからの大事なテーマだ。電信柱を無くし、歩道を広く、河岸は緑にするなど、これまでの、ただ道路をつくれ、橋をかけろ、ダムをつくれという発想から大きく転換すべき時期であることは間違いない。

「かわいい!!」はいまや世界共通語。

2006-01-15 19:19:18 | Weblog
カワイイ、Kwaii、かわいい、とにかくなんと発音してもこれはいまや世界共通語だ。竹下通りを発信地として、この言葉はあっという間に世界中に広まったという。フランスでもアメリカでも、同じ年頃の女の子たちには、この「かわいい!」は、いまや必須のボキャだという。高校生のセーラー服ファッションも、東南アジアでは人気で、これを採用した高校は入学希望学生が急増したらしい。

私のような年代のものには、どうしてこんな言葉がと、狐につまされるような気分だが、アニメも含めて日本文化というものは捨てたもんじゃないということ。もうちょっと他の面でも目立ってほしいと思うこともあるけれど。

未来を担う若者の最低必要条件

2006-01-14 11:34:14 | Weblog
日本の教育に漬かっていてはだめだ。この教育は、欧米の教育に30年遅れているといっていいと思う。そして変わるのを待っていてもいつになっても変わらないから、できるだけ早く海外に行くべきだ。早ければ早いほどいい。小学校か中学で行くのが一番いいだろうが、それでだめなら、高校での交換留学、大学時代の研究留学、就職後の選抜留学などあらゆる機会を見つけて、海外で勉強すべきだ。

これからは、若い人が英語が話せないなどということは、もっとも恥ずべきことと思わなくてはならないだろう。そして若者は、話せなくてもまずは海外に飛び出てみるべきだ。海外放浪の旅でもいい。よって若者の最低必要条件は、海外で最低2年は過ごすことである。

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ニートが大雪地域の雪降ろしに行くご提案

2006-01-13 10:28:45 | Weblog
日本海側を襲う大雪のすごさには、あっけに取られる思いだ。多くのお年寄の方が犠牲になったり、地域が孤立している。こうした中、自衛隊の支援には拍手を送りたい。要請があれば支援に行くよう法律に規定されているのだろうが、こういった災害時の支援が被害を受けている人たちを支えている思うと、心強い限りだ。マスコミももっと自衛隊の貢献を取り上げるべきだ。取り上げ方がどうもセンセイショナルなこととか目を引くようなところに行きがちだが、こういう被害のときに貢献している機能という面で、冷静に視聴者に紹介することも必要だと思う。たとえば自衛隊の貢献という形で。

ところで、ここで提案だが、都会のニートの人たちがボランティアで大雪地域の支援に行くことをおすすめしたい。実際に支援要請が出ている自治体もあると聞く。危険や事故には十分注意しなければいけないが、若いときの貴重な経験にもなると思う。若い力が地元の人たちを勇気付けることにもなる。