【西山寮詩会作品】 2018年6月
過呼吸と無縁でござるかかたつむり 金澤 ひろあき
旨い席 あうんの呼吸長い仲
カンデンカンデン仕草不明の嵯峨念仏 中野 賢一
哲学の道の鶯鳴ききれず
胯覗きする橋立を蝶渡る
三つ突き四つ目に破るる紙風船
ざこ寝して八十八夜の夜を明かす
紫木蓮窓辺に映えてデイひるね 宮崎 清枝
庭隅の満天星つつじ白冴えて
京北の藤に触れ来しひと日旅
虎杖(いたどり)の味遠くして余生なる
筆算の加えて引いてデイ五月
鳥たちよ春の訪れ鳴き知らせ 野原 加代子
菖蒲湯の初節句祝い願いして
大正より昭和初期
(一人前になった)の世笑人
元日やわが女房にチョットホレチョガ(マルマゲ)
戦争中のとき そら地震 風呂屋の内がおもしろい
毛が生えてもう手に合わんネズミの子
過呼吸と無縁でござるかかたつむり 金澤 ひろあき
旨い席 あうんの呼吸長い仲
カンデンカンデン仕草不明の嵯峨念仏 中野 賢一
哲学の道の鶯鳴ききれず
胯覗きする橋立を蝶渡る
三つ突き四つ目に破るる紙風船
ざこ寝して八十八夜の夜を明かす
紫木蓮窓辺に映えてデイひるね 宮崎 清枝
庭隅の満天星つつじ白冴えて
京北の藤に触れ来しひと日旅
虎杖(いたどり)の味遠くして余生なる
筆算の加えて引いてデイ五月
鳥たちよ春の訪れ鳴き知らせ 野原 加代子
菖蒲湯の初節句祝い願いして
大正より昭和初期
(一人前になった)の世笑人
元日やわが女房にチョットホレチョガ(マルマゲ)
戦争中のとき そら地震 風呂屋の内がおもしろい
毛が生えてもう手に合わんネズミの子
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