先日妻から言われたのは、「便器の蓋は開けておいて!それと、トイレットペーパーは少し長く残しておいて!」という言葉だった。便器の蓋は閉めておくのが普通だ。しかし、妻にとって、便器の蓋を開けるという動作自体が負担になってきたようだ。また、トイレットペーパーも同様で、すぐに手の届く範囲にトイレットペーパーがあれば、すぐに取れるが、切ったままのトイレットペーパーは掴むのに手間が掛かる。それが今の妻にとっては大きな負担になってきているのだ。自力で立っていられる時間は4,5秒で、後は、何かにつかまらないと立った態勢を維持できない。そこに力を使ってしまうと、次の動作に大きく影響して、できなくなってしまうのだ。
最近、トイレに行くのはできるが、トイレから出て戻ってくるのが困難になることが増えている。なぜかというと、トイレが一段(7cm位)低くなっている。この段差が大きく影響しているようだ。トイレに行くまでに体力を使い、疲れた状態で、この段差を上がって移動してくるのがきつくなって来たようなのだ。今までは、トイレから戻ると、パンツ上げてと言われていた。これも、つかまり立ちしている状態でパンツを上げることができないというわけだ。妻は、やれることまで手伝ってもらうと、一人ではできなくないことがどんどん増えてしまう。だから、自分でできるところは自分でしたいという考えのようだが、どこから手助けをするかが微妙なところなのだ。
また、できることが減ってくると、私が家を空けられる時間も減少することになる。私にも、ゆとりの時間が必要だが、それも、ままならなくなってくるのだろうと思う。