子供のころ、父親と出かけるときはだいたい父親の運転するバイクに乗せてもらって移動していた。そうすると、県境の橋の途中で、私は必ずバイクから降ろされ、父親は交番を過ぎたところで待っていて、そこからまた、バイクに乗っていく。この橋を通る時には必ず行われる儀式みたいなものだった。当時、子供ながらに、そのまま通過してしまうと、交番の警官につかまるようないけないことをしているんだと感じて、かなりどきどきはらはらしたものだった。これは私にとって、罪悪感を感じた最初の出来事だったように思う。それと同時に、警官は父親が通り過ぎたところで待っているのを知っているし、私が、再びバイクに乗るということも知っている。それを咎めないのもまた愛嬌、物事には程度というものが大事なんだということを感じ取っていたような気がする。
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