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明日へのヒント by シキシマ博士

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「これでいいのだ!!」 赤塚眞知子さんの生と死をみつめて… 

2006年08月19日 00時33分33秒 | 明日を築く人々
不覚なことに、赤塚眞知子さんが7月12日にクモ膜下出血で亡くなったということを、つい先日知りました。
映画祭のことに夢中で、そういった(わたしにとっては重大な)ことにも気付けませんでした。

赤塚眞知子さん(56)
あの、「天才バカボン」や「おそ松くん」「ひみつのアッコちゃん」で有名な赤塚不二夫先生の奥様でした。
私事ですが、昨年10月15日、東京の青梅にある〝赤塚不二夫会館〟の2周年記念トークショーに赤塚先生の代わりに出席されていたのを、私も拝見しました。
(そのときの事が、このブログの最初の記事になっています)
その印象では、とても明るく前向きな人とお見受けしました。
2002年に赤塚先生が脳内出血で倒れて以来、献身的に看病を続け、一方でフジオ・プロの社長として、赤塚漫画の管理と旧作の復刻に尽力されていたようです(それは、2005年9月にオンデマンド版『赤塚不二夫漫画大全集』全269巻として結実しています)。
その眞知子夫人が、まさかこんなにあっけなく、先生よりも先に旅立たれてしまうとは、あまりにも皮肉です。
眞知子夫人は、赤塚不二夫公認サイトの中でブログを書かれていましたが、そのサイトのタイトルが『これでいいのだ!!』でした。
本当にこれでよかったのでしょうか…?
それはわからないけれども、たぶん、眞知子さんは自分の役割を生き切ったんだと思います。
だから…、きっと、「これでいいのだ」と思いたいです。

その一方、赤塚先生は2004年頃から何度かの危篤を乗り越え、今はぼんやりと意識がある状態で寝たきりのようです。
現代医学によって、生きながらえさせられているようです。
おそらく、眞知子さんの死も理解出来てはいないのでしょう。
これでいいのでしょうか?
それは、簡単に答えられることではないけれど…。

私たちに突きつけられる、2人の対照的な〝生き方〟と〝死に方〟
その意味は深いです。
けれど、考えていこうと思います。

眞知子さん、お疲れ様でした。赤塚先生は幸せだと思います。
ご冥福をお祈りいたします。


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