私はやはり好意的に観てしまいます。
それは、映画の出来うんぬんよりも、この物語の主人公たちと私とがほぼ同世代であることで共有している記憶や思考が、とても多いからだと思います。 . . . 本文を読む
観客として、この映画を観て考えるべき最も重要なことは、画面に出ている登場人物の立場に自分を重ねることでは無い気がするのです。
たしかに、自分が犯罪の加害者か被害者の家族になる可能性はゼロではない。いつかは成るかも知れない。
でも、そんな可能性よりもまず、どちらでもない好奇の傍観者に、私たちはいつでも成り得るんです。 . . . 本文を読む