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数字そのものに感動した事ってありますか?
私は、この映画で初めて経験しました。
「博士の愛した数式」
原作は第1回本屋大賞を受賞した、小川洋子さんの同名小説。
〝雨あがる〟〝阿弥陀堂だより〟の小泉堯史監督ということでかなり期待しましたが、その期待に見事に応えてくれました。
大満足の映画です。
ある中学校の教室。
ルートと呼ばれるその数学教師(吉岡秀隆)は、生徒を前にして自らの名前の由来を語り始める…。
19年前。
ルートの母親・杏子(深津絵里)は、家政婦でシングルマザー。
その日紹介された顧客は、事故で記憶が80分しか保てなくなっているという天才数学者〝博士〟(寺尾聰)。
仕事始めの日、玄関に現れた博士はいきなり杏子に尋ねた。
「君の靴のサイズはいくつかね」「24です」「ほぉ、実に潔い数字だ。4の階乗だ」
80分で記憶の消えてしまう博士にとって、杏子とは毎日が初対面。
当初は困難を極めたコミュニケーションは、しかし、博士が語る美しく心地良い〝数式〟によって少しづつ噛み合っていく。
そして杏子に10歳の子供がいると知ると、博士は連れて来るように促す。
初対面の息子に、博士はルート(子役・齋藤隆成)という名を与えた。
こうして、博士と杏子とルートの、驚きと歓びに満ち溢れた日々が始まる…。
80分ごとに記憶がリセットされる事は、普通の概念で見たら、気の毒な〝障害〟です。
しかしここでは、だからこそ博士の心はいつも純粋で新鮮なのです。
そして、杏子とルートは、毎日そんな博士と新鮮な出会いが出来る事が嬉しくてたまらないんでしょう。
それを表現する、深津絵里さんの表情がとても素敵です。
一般的にマイナス面だと思われていた事が、見方を変えればこんなにも心地良いプラスの光を放っている事に気付かせてくれます。
…亡くなった博士の兄の妻=未亡人(浅丘ルリ子)との間の事情など、複雑な面もあるのですが。
【素数】【完全数】【オイラーの公式】と言った言葉が出てきますが、難しい数学の話ではありません。
博士の口から語られる数式はそれ自体が美しく、清らかで優しいです。
共通の性質を持つ数字同士が出会う奇跡を、博士は清らかな恋のように語ります。
かつて博士が学長賞でもらった腕時計に刻まれた №284と、杏子の誕生日 2月20日。この二つの数字の幸福な出会い。
ここで私は涙してしまいました。(この2つの数の秘密はここでは書けない。ぜひ劇場で見てください)
単なる数字が、実は、温かみや優しさやトキメキといった波動を放っている事を、この映画ではじめて気付きました。
数式とは、マントラのようなものなのかも知れないですね。
私たちの暮らすこの世界は、そんな数字たちに優しく包まれているんですね。
なんと嬉しい事でしょう。
〝数字〟をお金の単位としか見る事が出来ず、そこに内在する優しさに目を向けずマネーゲームに興じた人が居ましたが、先日失墜しましたね。
これが、数字を愛さず、ただ道具して使った結果なのでしょうかね。
今まで考えもしなかった事をいろいろと考えさせてくれた映画でした。
繰り返し見れば、新しい発見がまだ沢山出てくると思います。
幸せな映画をありがとう。
シキシマ博士も愛した映画でした![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fuki_love.gif)
この機会に原作も読んでみましょう!
私は、この映画で初めて経験しました。
「博士の愛した数式」
原作は第1回本屋大賞を受賞した、小川洋子さんの同名小説。
〝雨あがる〟〝阿弥陀堂だより〟の小泉堯史監督ということでかなり期待しましたが、その期待に見事に応えてくれました。
大満足の映画です。
ある中学校の教室。
ルートと呼ばれるその数学教師(吉岡秀隆)は、生徒を前にして自らの名前の由来を語り始める…。
19年前。
ルートの母親・杏子(深津絵里)は、家政婦でシングルマザー。
その日紹介された顧客は、事故で記憶が80分しか保てなくなっているという天才数学者〝博士〟(寺尾聰)。
仕事始めの日、玄関に現れた博士はいきなり杏子に尋ねた。
「君の靴のサイズはいくつかね」「24です」「ほぉ、実に潔い数字だ。4の階乗だ」
80分で記憶の消えてしまう博士にとって、杏子とは毎日が初対面。
当初は困難を極めたコミュニケーションは、しかし、博士が語る美しく心地良い〝数式〟によって少しづつ噛み合っていく。
そして杏子に10歳の子供がいると知ると、博士は連れて来るように促す。
初対面の息子に、博士はルート(子役・齋藤隆成)という名を与えた。
こうして、博士と杏子とルートの、驚きと歓びに満ち溢れた日々が始まる…。
80分ごとに記憶がリセットされる事は、普通の概念で見たら、気の毒な〝障害〟です。
しかしここでは、だからこそ博士の心はいつも純粋で新鮮なのです。
そして、杏子とルートは、毎日そんな博士と新鮮な出会いが出来る事が嬉しくてたまらないんでしょう。
それを表現する、深津絵里さんの表情がとても素敵です。
一般的にマイナス面だと思われていた事が、見方を変えればこんなにも心地良いプラスの光を放っている事に気付かせてくれます。
…亡くなった博士の兄の妻=未亡人(浅丘ルリ子)との間の事情など、複雑な面もあるのですが。
【素数】【完全数】【オイラーの公式】と言った言葉が出てきますが、難しい数学の話ではありません。
博士の口から語られる数式はそれ自体が美しく、清らかで優しいです。
共通の性質を持つ数字同士が出会う奇跡を、博士は清らかな恋のように語ります。
かつて博士が学長賞でもらった腕時計に刻まれた №284と、杏子の誕生日 2月20日。この二つの数字の幸福な出会い。
ここで私は涙してしまいました。(この2つの数の秘密はここでは書けない。ぜひ劇場で見てください)
単なる数字が、実は、温かみや優しさやトキメキといった波動を放っている事を、この映画ではじめて気付きました。
数式とは、マントラのようなものなのかも知れないですね。
私たちの暮らすこの世界は、そんな数字たちに優しく包まれているんですね。
なんと嬉しい事でしょう。
〝数字〟をお金の単位としか見る事が出来ず、そこに内在する優しさに目を向けずマネーゲームに興じた人が居ましたが、先日失墜しましたね。
これが、数字を愛さず、ただ道具して使った結果なのでしょうかね。
今まで考えもしなかった事をいろいろと考えさせてくれた映画でした。
繰り返し見れば、新しい発見がまだ沢山出てくると思います。
幸せな映画をありがとう。
シキシマ博士も愛した映画でした
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「友愛数」のとこだね
寺尾さんも深津さんも吉岡くんも
み~んな良かった
優しいお話しは心に染み入ってくるようですね
あ、
シキシマ博士さま
今ねみんなのバナーを作って
こっちゃんのブログでリンクさせてもらってるんだけど
シキシマ博士さんのリンクも貼って良いですか?
良ければ作らせて下さい
お願いね
確かに数学に感動したことはなく、苦しみだけでした(笑)
小泉監督の映画って本当にいいですね!
観ていて嬉しくなってしまう映画でしたね。
バナーの件、もちろんOKですよ。
でも、こちらのブログは現在、無料のを使ってるのでいろんな機能が無いんですよ。
バナー貼り付けも出来ないみたいなので、普通のブックマークになっちゃうけど、早速「こっちゃんと映画をみまちょ♪」も入れておくね!
邦画ならではの良さを存分に堪能させてもらいました。
数字のこととなると、いそいそと黒板に書いて説明する博士、とても素敵でしたね。難しそうなことも、なんだかすんなり頭に入る気がします。気持ちが温かくなったままで終わる内容もよかったです。
博士や杏子の表情を見ているだけで、とても満ち足りた気持ちになりました。
またあの人たちに会いたいですね。
≪…「博士の愛した数式」 -1=exp[πi] を使うと、
loge(-1)=πi
…≫ とある。
これを、『自然比矩形』( 1×(eー1) ) に、
≪…数学の言葉…≫を[象徴](仮借)させ、⦅自然数⦆を[トカゲ]に[象徴](仮借)させて観る、
「みどりのトカゲとあかいながしかく」ステイーブ・アントニー 作・絵 吉上恭太 訳 と
有田川町電子書籍 「もろはのつるぎ」 とを
併読すると、≪…数学の言葉…≫の[本性]に・・・
「いっしょに」 「なかよく」 「くらすこと。」
に行き着きそう・・・
≪…波動を放っている事…≫で捉えると、
自然数が『人類の包摂言語』 と観える。