明日へのヒント by シキシマ博士

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「与勇輝 人形芸術の世界」 人形たちに逢いに行こう 

2006年03月26日 11時52分19秒 | 明日への雑記帳
先日の水曜(22日)、東京銀座の松屋で催されている『与勇輝 人形芸術の世界』を観て来ました。
与勇輝(あたえゆうき)さん。知ってる人には今さら説明の必要は無いと思いますが、東映映画「鉄道員(ぽっぽや)」やNHKテレビ小説「天うらら」、テレ朝「徹子の部屋」のセットに登場した人形を制作された人です。
与さんの作り出す優しさと温かみ溢れる人形は、日本のみならず海外でも人気が高いようで、今年2月にパリのバカラ美術館で開かれた個展も好評を博したそうです。
今回は、その帰国記念展です。

ものすごい混雑でいました。展示会場は8階なのに、4階の階段から入場待ちの列が出来ています。平日の昼過ぎなのに。
改めてその人気の高さを思い知らされます。
以前から温めていたテーマを形にしたという、映画監督・小津安二郎へのオマージュの作品を中心に、130体の人形たちが一堂に会しています。
人形で再現された「東京物語」や「秋刀魚の味」などの場面。
きっと、これらの映画を知ってる人は、シーンやセリフがの脳裏に蘇ることでしょう。
ひと目で小津監督と判る人形もあります。
もちろん小津作品以外の作品もすばらしいものばかりです。
木綿を使った肌の質感が、ぬくもりを感じさせてくれます。
素朴な表情やしぐさから、日本人の原風景を想起させてくれる気がします。
入場するまでは人の多さに辟易していた私の気持ちも、その人形たちを見ていくうちに次第に解きほぐされていきます。
それは私だけではないようで、そばにいたご婦人が言っていました。
「人形の表情も素敵だけど、それを見ているみんなの顔もいいわね」
同感です。

この会場での開催は27日で終わってしまうのですが、このあと2年かけて、全国各地で随時開催されて行くそうです。
皆さんも、お近くで開催の折には足を運んでみてはいかがでしょう。(ただし、混雑は覚悟しなくてはいけませんが)
混雑が苦手な方には、展示作品は違いますが、河口湖畔にある「河口湖ミューズ館 -与勇輝館-」がお勧めです。こちらは常設の展示館なので、いつ行ってもかわいい人形たちが迎えてくれますよ。

これらの詳しい情報は、こちらのホームページをご覧ください!
 【河口湖ミューズ館 -与 勇輝 館-


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