「大停電の夜に」
「ALWAYS 三丁目の夕日」に続いて観ました。
これは現代のお話。
東京が大停電に見舞われた一夜の、何人もの登場人物たちのエピソードを綴った物語。
停電という非日常に遭遇した人たちが、普段は自分の心の中だけにそっと仕舞っていた想いを、少しずつ語り始めます。
言ってもどうしようもない事、もう遠い過去の事、でも実はずっと思っていること…。
あまり饒舌でないそれらの語り口は、だからこそ観る者ひとりひとりの心の中にある、忘れられない密やかな想いとシンクロするのでしょう。
いや…、観る側の心にシンクロさせる何かがあるかないかで、この映画は評価が違って来そうですね。
ひとつひとつのエピソードを、あまり煮詰めていませんから、観る側に、それを膨らませるだけの要素(経験とか)がないと、薄い感じだと思います。
私の場合は、豊川悦司演じるバーのマスター木戸晋一にシンクロしてしまいました。
似たような想いがあるのですよ、私にも。
ま、ここでは書きませんけどね。停電じゃないし。
(あまりトヨエツって好きじゃなかったんだけど今回は共感)
ほかのエピソードも、あまり饒舌に語られてない分、自分の事と重ねやすいですね。
とくに、終盤の原田知世さん演じる佐伯静江の取った行動は、それ以下でも以上でもないちょうど良さだったと思います。
これをハリウッド映画でやったら、これ以上やって白黒はっきりさせるんだろうけど、私はそれは嫌だな。
ほかに、田畑智子さん演じる叶のぞみのかわいさが、この映画全体の雰囲気を良くしています。
時には、非日常に出会う事。
自分を見つめ、自分を語る事。
慌しい毎日の中で、そういう時間も必要だな。
そうする事でようやく先へ進める事もあるな。
…そんな風に考えてみたくなる映画でした。
「ALWAYS 三丁目の夕日」に続いて観ました。
これは現代のお話。
東京が大停電に見舞われた一夜の、何人もの登場人物たちのエピソードを綴った物語。
停電という非日常に遭遇した人たちが、普段は自分の心の中だけにそっと仕舞っていた想いを、少しずつ語り始めます。
言ってもどうしようもない事、もう遠い過去の事、でも実はずっと思っていること…。
あまり饒舌でないそれらの語り口は、だからこそ観る者ひとりひとりの心の中にある、忘れられない密やかな想いとシンクロするのでしょう。
いや…、観る側の心にシンクロさせる何かがあるかないかで、この映画は評価が違って来そうですね。
ひとつひとつのエピソードを、あまり煮詰めていませんから、観る側に、それを膨らませるだけの要素(経験とか)がないと、薄い感じだと思います。
私の場合は、豊川悦司演じるバーのマスター木戸晋一にシンクロしてしまいました。
似たような想いがあるのですよ、私にも。
ま、ここでは書きませんけどね。停電じゃないし。
(あまりトヨエツって好きじゃなかったんだけど今回は共感)
ほかのエピソードも、あまり饒舌に語られてない分、自分の事と重ねやすいですね。
とくに、終盤の原田知世さん演じる佐伯静江の取った行動は、それ以下でも以上でもないちょうど良さだったと思います。
これをハリウッド映画でやったら、これ以上やって白黒はっきりさせるんだろうけど、私はそれは嫌だな。
ほかに、田畑智子さん演じる叶のぞみのかわいさが、この映画全体の雰囲気を良くしています。
時には、非日常に出会う事。
自分を見つめ、自分を語る事。
慌しい毎日の中で、そういう時間も必要だな。
そうする事でようやく先へ進める事もあるな。
…そんな風に考えてみたくなる映画でした。
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もう半年以上前に観た作品です。
あらためて振り返ると、良いところもイマイチのところもあった映画だと思いますね。
kimion20002000さんのブログで言われてるように、あそこまで無理矢理全てを(特に田口トモロヲに関して)関連付けなくても良かった気がしますね。
そうですね。それぞれの観客に、心に響く物語の選択を委ねるという手法だったのかもしれませんね。
確かに、トヨエツと田畑智子の掛け合いなんて笑えましたね。
良い映画だとは思うんですが、誰か1人ぐらいは、この一夜に人生が一変するくらいの大きなドラマを展開させて欲しかったですね。
ちょっと勿体無い気がします。