ともこもなこ !

ソプラノ大森智子のページです。
ふわふわと流れてゆく雲のように
あんなことこんなこと・・・

めるへんたいむ (11)

2006年07月04日 23時46分17秒 | めるへんたいむ
今日は1週間ぶりの大学。

お留守番をさせてしまった学生たちに“ちんすこうショコラ”を渡しながら
「はい、沖縄のお土産。・・・仕事だよ
と念を押していたのでした。

“沖縄”って、スペシャルな響きですからねぇ。
あるむすめなどは、「先生、水冷たかったですか~?」なんて聞くんですもの。。
先生は仕事だったの、仕事~



さて、久しぶりにめるへんたいむの時間です。

その沖縄コンサートのとき初めて歌いました
ドヴォルザークの「家路」の歌詞を。

「家路」と言うと、
♪遠き山に 陽は落ちて~ 星は空を ちりばめぬ~♪
がもっとも有名でしょう。
他にも何人か(宮澤賢治や野上彰や、最近では亡くなった本田美奈子なども)
この美しいメロディに言葉を託しています。

私も、小さい頃から ♪と~おき~や~まに~ ひ~はお~ちて~♪って歌ってました。

だけどその後がいつも自分の中にピンと来なくて(言葉が少し古くて難しいのですよね)
今回、「家路」を歌うと決めてから(これからアンコールの最後に歌っていこうと思っているのです)
あたらしくオリジナルで美しい言葉を歌えたらなぁと、またモクモク湧き上がってしまい、
今回の新曲に続き、能祖さんにお願いしてしまいました!(ほんとにいつもありがとうございます




     家路 (交響曲第9番「新世界より」)   能祖将夫 歌詞
               

     暮れる空のしずけさに
     鳥も花も安らいで
     夢に見るは懐かしい
     甘い香り楽園か
     燃える空のその果ては
     いつか帰るところかな
     ところかな


     星は空に満ちあふれ
     ふいに涙こぼれ落ち
     銀のしずく行く先は
     夢の中のあこがれか
     遠い光その果ては
     いつか帰るところかな
     ところかな



優しい言葉たち。
大切に歌ってゆきたいと思っています