ともこもなこ !

ソプラノ大森智子のページです。
ふわふわと流れてゆく雲のように
あんなことこんなこと・・・

きっとユイ!!

2006年07月03日 13時08分52秒 | うた
金武町を、そして沖縄を離れる日。

着いてから帰るまで、ずっと晴れでした。
沖縄の空、海、てぃーだ(太陽)、風そして、人。

ユイって、「結」。
絆とか結びつきとか助け合いとか、ということだそうです。いい言葉。

そんな“ユイ”をたくさんたくさんいただいた6日間でした。

とがった目の、でも透明でキラキラこどものような瞳の糸村さん、ありがとう!(サングラスで隠れちゃってますね)
空港で、再会を祈念して別れました(というかまた近いうちに来るでしょう。ね?糸村さん?)

お世話になった皆さま、ありがとうございました!
またお会いできますように。

ありがとう! にふぇでーびる!!

もっとユイ!

2006年07月03日 13時03分36秒 | うた
さて、第3部です。

金武町に到着した初日に、ホールの皆さんが歓迎会を開いてくださいました。

その歓迎会にはじまり、今回何かとホールの職員の方々お手製のお料理をいただきました。
(公民館に調理室があり、皆さん汗かきながら腕をふるってくださいました
係長はソーミンチャンプルー(煮干入りで美味でした!)やゴーヤーサラダなど、
課長もタコを海に潜って?獲ってきてくれ、音響の仲間さんも照明の阿富祖(あふそ)さんも職員のいっちゃんも
肉やさざえのつぼ焼きなど、糸村さんはご自分の畑のパパイヤを

             

そのもてなしの気持ちに最初から感動していたわけですが、その歓迎会のときからコンサート第3部の
話でもちきりでした。
とにかく、うちの第3部(打ち上げのことですね)はすごいよ!と。


で、その第3部。

ホールのロールバックチェアをすべてしまい、そこへテーブルを長~い一列に並べ、そこへ職員お手製のご馳走の数々。
それに金武の泡盛、龍(たつ)の古酒!

ホールのグランドピアノは出しっぱです、もちろん。。。 

もう、あとは・・・ここは沖縄、しかも金武町。飲んで歌って踊るしかないでしょう!

 今回いろいろとお手伝いしてくれた宮里さん
                                   実は大学の後輩だったことが途中で判明し
                                  (もっと早くに言ってくれたらもっと使って差し上げたのに、ふふふ)
                                   サプライズでマリンバ弾かされる図

係長も中川氏も踊る 

これが第3部の目玉!!
                                    阿富祖館長のセクシーダンス!
                                    皆が懐中電灯でスポット当てます!
                                    遠くにムードミュージックを奏でる中川くん


私は沖縄入りしてからというもの、お酒はいつものように、軽い一口程度で控えておりました。
なので、今晩は私も泡盛! う~ん、しみる~、おいしい~

こうして第3部から金武の町へ繰り出して第4部へ。
ホテルに着いたのは4時前・・・だったかな?

もちろん私たちアーティストが帰ったあとも延々と続いていたのは言う間でもありません。。。

さらにユイ!

2006年07月03日 12時52分18秒 | うた
第2部の目玉は、何と言っても新作初演でした

沖縄で新しい歌を歌いたいという気持ちがモクモクと湧き上がってきて
詩人の能祖将夫さんにお願いしたのが5月はじめ。
いただいた詩を作曲の長生淳さんにお送りして、あとは出来上がるのをジーッと待っておりました。

お二人にはそれぞれご無理を言いまして、こんな感じあんな感じといろいろ注文・要望を申したのですが
出来上がってきた「わたしはここに」という作品は、ほんとうに素敵で、優しく、キラキラしていて、そして大きな歌でした。

完成品が作者の手から演奏者の手にゆだねられ、私と中川氏は10日間でそれを
体の中に消化しなければなりませんでした。
初めて二人で合わせたのが沖縄入りした日
それから毎日、沖縄の光や風や波を肌に感じながら、歌を自分に近づけてゆく作業をしました。
が、長生さんの曲は、そう簡単には消化できない。。。

沖縄3日目、アウトリーチ終了後に西海岸の“万座毛(まんざもう)”という、夕日の絶景ポイントというところへ
連れて行っていただきました。
舞台で練習や音響チェックとかしたあと向かったので、残念ながら夕日には間に合いませんでしたが、
お日さまが海に沈み、お月さまが空に浮かんできて、空も海もとても美しいグラデーションを見せてくれました。

そのときに見た光景や風の音が、ようやく楽譜を通して自分につながったと思います。
ホールの糸村さん、感謝です

本番では、たしかに、「わたしはここに」いられたと思います


そのあとの即興演奏も、これまでやってきた中で一番いい演奏になったと思います。
お客さまも喜んでくださってよかった~

アンコールには、大好きな「家路」に新しい詩をつけていただいたのを歌いました。
間奏のとき客席に星を出していただき、小さな小さな声で歌いました。(中川くん、ありがとう!)


それでプログラムはすべて終了の予定でしたが、もう1曲「月桃」という歌を急遽歌いました。
中川小でこどもたちが歌ってくれた「月桃」にいたく感動した私たちは、それを最後にお届けしたいねということになり、
コンサート当日の朝、小学校や他のホールなどから楽譜を送っていただきました。
「命どぅ宝」という想いを込めて。


コンサートはそんなわけで無事終了~
19時開演で21時半終了ですから、あれ?また長くなっちゃった??
失礼いたしました~

 大学の同級生が聴きに来てくれました
                                 即興演奏のお題を募集しに客席をまわっていたときの
                                 劇的な再会(こちら側はですね)!一瞬のうちに学生時代に
                                 タイムスリップ! まあこ、陽子、ありがとう

ユイ!

2006年07月03日 12時43分42秒 | うた
沖縄から戻りました~。

本番は、、、とーっても楽しかったです!

コンサート会場の金武町中央公民館ホールは反響板のない多目的ホールなので
響きがデッドで、歌の位置取りやピアノとのバランスをとるのにたくさん時間がかかりました。


 大きな板に白い紙を貼っている簡易反響板を作って
                                    くださいました。響きがまとまったし、紙のくしゃくしゃ具合が
                                    照明に映えてとても効果的!

音響担当の仲間さんには大変助けていただいて、本番ではとても歌いやすく、どれだけ小さな声で歌っても
お客さまに届くように調整してくださいました。ありがとうございました!


プログラムは

第1部
沖縄民謡集より・・・中村 透編曲
  てぃんさぐぬ花
  月ぬ美しゃ(かいしゃ)
  どなんスンカニー(アカペラ)
月の光・・・ドビュッシー(ピアノソロ)
  山の子守歌
  えんどうの花
  だんじゅ嘉例吉(かりゆし)
涙そうそう・・・BEGIN ~金武町のわらびんちゃー(子供達)と

第2部
ジュ・トゥ・ヴ・・・サティ
オペラ「ラ・ボエーム」より ムゼッタのワルツ・・・プッチーニ
オペラ「魔笛」より 夜の女王のアリア・・・モーツァルト
「二つの伝説」より 波の上を渡るパオラの聖フランシス・・・リスト(ピアノソロ)
わたしはここに・・・能祖将夫 作詞、長生 淳 作曲(新作初演)
皆さんと創る大即興幻想曲「ファンタジア a la KINCHO ~うさがみそーれータコライス~
花・・・喜名昌吉

アンコール
家路・・・ドヴォルザーク(歌詞:能祖将夫)
月桃・・・海勢頭 豊 


第1部の沖縄民謡集は、本島や八重山諸島、果ては与那国島までの民謡を集めてあるものなのですが
ピアノ伴奏部がとても美しいし、私はいつもその土地土地のものを歌いたいと思っているので
今回挑戦しました。
ま~それにしても、難しかったぁ~!
島唄独特の節回し、ゆるい感じ、方言満載の言葉たち、、、金武小の校長先生の歌で大きなヒントを
得たけど、あと1週間くらい住んでいたらもっといい感じにいっただろなぁ。

「どなんスンカニー」という与那国島の民謡をアカペラで歌ったあとに、中川氏によるドビュッシーの「月の光」を
続けて入れてもらったのですが、違和感まるでなく、とても印象的にいったと思います

それからホール側の希望で、金武町の子供たちと「涙そうそう」を一緒に歌いました。
25人のワラバー(こども)たち。
こどものキラキラ度にはやっぱりかないませんね~