第2部の目玉は、何と言っても新作初演でした
沖縄で新しい歌を歌いたいという気持ちがモクモクと湧き上がってきて
詩人の能祖将夫さんにお願いしたのが5月はじめ。
いただいた詩を作曲の長生淳さんにお送りして、あとは出来上がるのをジーッと待っておりました。
お二人にはそれぞれご無理を言いまして、こんな感じあんな感じといろいろ注文・要望を申したのですが
出来上がってきた「わたしはここに」という作品は、ほんとうに素敵で、優しく、キラキラしていて、そして大きな歌でした。
完成品が作者の手から演奏者の手にゆだねられ、私と中川氏は10日間でそれを
体の中に消化しなければなりませんでした。
初めて二人で合わせたのが沖縄入りした日
それから毎日、沖縄の光や風や波を肌に感じながら、歌を自分に近づけてゆく作業をしました。
が、長生さんの曲は、そう簡単には消化できない。。。
沖縄3日目、アウトリーチ終了後に西海岸の“万座毛(まんざもう)”という、夕日の絶景ポイントというところへ
連れて行っていただきました。
舞台で練習や音響チェックとかしたあと向かったので、残念ながら夕日には間に合いませんでしたが、
お日さまが海に沈み、お月さまが空に浮かんできて、空も海もとても美しいグラデーションを見せてくれました。
そのときに見た光景や風の音が、ようやく楽譜を通して自分につながったと思います。
ホールの糸村さん、感謝です
本番では、たしかに、「わたしはここに」いられたと思います
そのあとの即興演奏も、これまでやってきた中で一番いい演奏になったと思います。
お客さまも喜んでくださってよかった~
アンコールには、大好きな「家路」に新しい詩をつけていただいたのを歌いました。
間奏のとき客席に星を出していただき、小さな小さな声で歌いました。(中川くん、ありがとう!)
それでプログラムはすべて終了の予定でしたが、もう1曲「月桃」という歌を急遽歌いました。
中川小でこどもたちが歌ってくれた「月桃」にいたく感動した私たちは、それを最後にお届けしたいねということになり、
コンサート当日の朝、小学校や他のホールなどから楽譜を送っていただきました。
「命どぅ宝」という想いを込めて。
コンサートはそんなわけで無事終了~
19時開演で21時半終了ですから、あれ?また長くなっちゃった??
失礼いたしました~
大学の同級生が聴きに来てくれました
即興演奏のお題を募集しに客席をまわっていたときの
劇的な再会(こちら側はですね)!一瞬のうちに学生時代に
タイムスリップ! まあこ、陽子、ありがとう