ともこもなこ !

ソプラノ大森智子のページです。
ふわふわと流れてゆく雲のように
あんなことこんなこと・・・

キッズデー

2006年07月24日 23時24分50秒 | うた
昨日の「0才からのモーツァルト」コンサート、無事に終了いたしました。
(写真は共演の田部京子さん、朝岡聡さん、私)

朝8時50分からリハのため、前日はホールに程近いホテルに宿泊。
それでも6時起きですもの、ねむ。。。

8時にオペラシティの楽屋入り。
幸いだったのは、朝から声の具合がよかったこと。
声を起こすのにそれほど時間がかからなくて済んだのがうれしかった

ヘアメイクさんに髪の毛セットしていただいて(今回は夜の女王を歌うため、頭にティアラをつけることになったのです)、
なーんてやってるとあっという間にリハ開始。


オペラシティコンサートホール、素晴らしいホールです!
以前に何かのオーディションで歌ったことはあったのですが、
音が、奥行深い客席の後ろまで真直ぐすーっと伸びてゆく気持ちよさ!
ホールに助けてもらうというのは、まさにこのことですね~。

そのかわり、モーツァルト役でナビゲーターの朝岡さんは大変そう。
ゆっくりしゃべらないと声がわんわん回ってしまうので、「早口のほうが得意なんだけどな・・」とボヤきながらも
ゆっくりと素敵にお話されてました。

リハのあとは、メイクをしていただきまして。
「今回は会場が大きいから付けまつげ付けましょうか。」とメイクさんがおっしゃるので、言われるままに
あっという間にオペラ歌手っぽく?していただきました。

 だいぶぼやけててすみません。
                                  縦ロールの付け毛に後ろは花しょっちゃってます。

前半はピンクです なんでこんなにぼやけちゃうの?

11時からの本番は、満員のお客さまの前で気持ちよく歌えて幸せでした。
ピアノの田部京子さんやモーツァルト祝祭アンサンブルの皆さんの演奏も素晴らしく、さらに朝岡さんの楽しいおしゃべりで
雰囲気もとてもよく、お客さまは喜ばれたのではないでしょうか。

私もとても楽しく歌うことができました。
今回デビューだった「すみれ」、ほんとにいい曲です。これからもどんどん歌っていこうと思います。

そして「夜の女王のアリア」は、本番が一番よかったかもしれません。
sopra acuto(ソープラ・アクート=超高音)の感覚は、ホールの高い天井が教えてくれたようなものです。
今回は学ぶことがほんとに多かったなぁ~


終わってからは、見に来てくれた学生たちと次の会場の表参道へ。
15時からは、青山円形劇場での「月猫えほん音楽会」を見に行ってきました。

こちらは小学生以上対象の、絵本の朗読とジャズピアノとパントマイムとお芝居の楽しい音楽会。
朗読の能祖さんの、絵本の絵が飛び出て来そうな超立体的な語りに、以前お仕事をご一緒させていただいたこともある
佐山雅弘さんの優しく温かいピアノに、パントマイムの本田愛也さんのハイテンションに、こどもたちも親たちもすっかり
時を忘れて引き込まれていました。

朝から一日キッズデー。
キッズのお仕事をさせていただくようになってよく思いますが、こどもの喜ぶ顔は何にも代え難いものです。
「0才からのモーツァルト」のときも、ちっちゃなお子ちゃまが一生懸命手を叩いたり、立ち上がって踊りだしちゃったり、
ステージまで歩いてきちゃったり、見ているだけでなごんでしまいます。何かしてあげたいと思ってしまいます。

そんな仕事のお手伝いができて、ほんとうに幸せ者です。