花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

木の実には有毒な実のセンダン、メギ。花と実を同時に見るチャノキ、イチゴノキ。

2022-12-07 | 草木の実
今頃の木の実を幾つか集めて見ました。

センダン(栴檀)
センダン科センダン属、落葉高木、有毒植物、別名:オウチ(楝)、アミノキ、
センダンは樹高7~15mで、中にはもっと大きくなる木もあり、花期:5月~6月
10~12月の時期に楕円形の実をつけ、大きさは直径1.5~2cm程度です。果実は最初は緑色で、
秋の深まりとともに黄褐色に熟します。多数の実は落葉後も枝に残り、とても印象的です。
センダンの実はヒヨドリ、ムクドリなどの鳥が食べます。
しかし人やペットにとっては毒性があり、食べると食中毒を起こすので注意が必要です。

メギ(目木)
メギ科メギ属、落葉低木、花期:4月~5月、
黄色い花、赤い果実、紅葉と、1年を通じて観賞でき、生け垣や庭木として栽培される。
葉の付け根や枝の節々には葉が退化した鋭い棘があるため、別名を「小鳥止まらず」「鎧通し」などという。
花の後には楕円形の果実ができ、10-11月になると艶のある赤色に熟し葉が落ちても残る。
は液果で、長さ7 - 10 mmの楕円形で、アルカロイドの1種のベルベリンを含むので生物には有毒です。

ウツギ(空木)    別名:ウノハナ
アジサイ科ウツギ属、落葉低木、花期:5月~6月、
和名のウツギは、幹が中空であること「空木(ウツギ)」に由来しています。
花の後にできる果実は直径5ミリほどの椀型。木質で硬く、先端が少し凹む。
できはじめは緑色だが、10~11月になると黄褐色に熟して種子を蒔き散らす。
野鳥に人気とはいえず、シジュウカラやウソが稀にこれを啄む。


ハコネウツギ(箱根空木)  別名:ベニウツギ
スイカズラ科タニウツギ属、落葉低木、花期:5月~6月、別名:ゲンペイウツギ
花の後には乾いた果実ができ、10~11月頃、灰褐色に熟すと自然に裂けて翼のある小さな種子を
こぼれ落とす。果実は細長い徳利のような形で長さは2~3センチ。
この時期に一枝に花を付けているのがありました。

マサキ(柾)
ニシキギ科ニシキギ属、常緑低木、花期:6月~7月
山地にも自生するが生け垣に多く利用される。
果実は球形で径7mm、黄赤色の仮種皮を持ち種子が4個入っている。

スイカズラ(吸葛)   別名:キンギンカ(金銀花)、ニンドウ(忍冬)
スイカズラ科スイカズラ属、半常緑もしくは常緑つる性 花期:5月~6月、
秋の終わりには画像のような真ん丸の果実ができる。
果実は液果で、球形の実が2個ずつなる。果実の直径は5 - 7 mmほどで、先端には萼の残骸が残る。
若い果実は緑色をしているが、黒く熟する。  


オトコヨウゾメ   別名:コネソ
スイカズラ科ガマズミ属、落葉低木、果期は8-11月。
果実は長さ5-8mm、厚さ4.5-6mmになる球形から広楕円体の核果で、赤く熟し光沢がある。
苦味が強いため生で食べられませんが、ジャムや果実酒などに加工すると美味しいようです。

サネカズラ(実葛 )   別名:サナカズラ、ビナンカズラ、他多い。
マツブサ科サネカズラ属 常緑蔓性低木 花期:8月~9月 雌雄異株(稀に同株) 
果実は水分を含んだ直径3ミリほどの小さな果実の集り。10~12月に赤黒く熟すが野鳥の人気はなく、
メジロ、ムクドリ、ヒヨドリが稀に啄む程度。苦味があって生では食べられないが、果実酒として使うことはできる。


チャノキ(茶の木)
ツバキ科ツバキ属、常緑低木、中国南西部原産、花期:10月~11月、庭木、飲用、
白い花を下向きにつける、花弁は5~7枚、縁はひだ状になり雄しべを多数つける。
果期は花の翌年9月頃に成熟し、果実は花と同じくらいの大きさに膨らむ。
普通は2 - 3室を含み、それぞれに1個ずつの種子を含む。
花が咲いているのに次のイチゴノキと同様に実を見ることもある。

イチゴノキ(苺の木)    別名:ストロベリーツリー
ツツジ科イチゴノキ属、常緑低木、地中海沿岸原産、花期:11月~12月、
果実がなる時期:10月~11月、
バラ科の苺とは別の植物です。イチゴノキの果実が苺に似ていることから名付けられた。
白やピンクのつりがね状の小花を、晩秋の今頃咲かせます。
花と実が同時見えますが、花後に約1年かけて果実を実らせます。


オニグルミ(鬼胡桃)
クルミ科クルミ属、落葉高木、花期:5月~6月、雌雄同株。
雄花が雌花より遅れて咲くことで、一本の木の中で受粉すること(自家受粉)を避け、
異なる遺伝子を持つ別の木の花粉を受け取るための工夫をしているのです。
果実は直径3センチほどの球形で9~10月頃に熟す。核の子葉部分を取り出し、菓子や豆腐、和え物などに使う。
しかし、現在我々が食べるクルミの多くはシナノグルミやテウチグルミといった殻の
割りやすい外来種であり、本種とは異なる。

ニセアカシア 和名:ハリエンジュ(針槐)  ▼サルスベリ(百日紅)
   
今日はネットの繋がりが少し機嫌が悪いようなのでこの辺でお終いにします。
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