花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

身近な似た野草、ケシ科キケマン属、ムラサキケマン、シンボロウエンゴサク、キケマン、他。

2021-03-30 | 野草(花)
家の近辺で、似たキケマン属を探してみましたが、名前の確定が難しいですね。
エンゴサクの仲間はよく似ていて、普遍的に見られるムラサキケマンをのぞけば、
個体差もあり、あまりはっきりとしませんね。

ムラサキケマン(紫華鬘)  別名:ヤブケマン
ケシ科キケマン属、越年草、花期:4月~6月
全体になよなよした柔らかい、セリに似た葉は、夏には枯れてなくなる、
花は茎の上部にびっしりと総状につき、紅紫色で長さ1.2〜1.8cm。
花弁は4個で、外側の2個と内側の2個は形が異なる。外側の上の花弁は後ろが袋状で突き出る。
華鬘は、仏壇の欄間等の装飾具のこと。
ムラサキケマンには、 花弁の先端以外が白い シロヤブケマン、赤紫の部分がない 
ユキヤブケマンがあり、花弁の色の違いによる2品種を、分けることがあります。
        
シロヤブケマン


ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)
ケシ科キケマン属、越年草、花期:4月~5月、山麓の林の中。
丈は15cm程のひょろひょろした草、エンゴサクの仲間は、花や葉に変化が多く、一見では見分け難い。
左右相称で唇状の花で、上部の花弁は後が袋状の長い距になっている。
ジロボウの名は、スミレを太郎坊、これを次郎坊と言った伊勢地方の方言からでている。
       

ヤマエンゴサクがないかと、、探してみましたが苞葉が違うようで見つかりませんでした。

キケマン(黄華鬘)
ケシ科キケマン属、越年草、花期:4月~5月、
花は総状花序につき、黄色、長さ15〜20mm。苞は披針形。
果実は長さ約3cmで種子が2列に並んでいる。
葉は粉白色を帯び、数回羽状に深く裂ける。
 
       
ミヤマキケマンも似ていますが、葉や花の並び方からキケマンかと思う。

セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)
キンポウゲ科ヒエンソウ属、1年草、有毒植物. 中国原産、花期:5月~6月、
セリのような葉、ツバメが飛んでるような形の花からついた名。
長さ1~2㎝、花はまばらな総状花序につく 。
萼片は5個で花弁状、 最上部の萼片には長さ約1㎝の距がある。
        
普通は青い色が多いですが、家の周りには白いセリバヒエンソウも多く見られます。
         
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