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ドクターリコの明日もHappy!

形成外科医リコの、美容と医療と育児と趣味のブログ。http://kitamurariko.com/

青あざの治療~あざでお悩みの患者さんへ

2012-07-25 21:30:34 | あざ治療
あざのって何の色でしょう
それはメラニン色素の色です。「メラニン色素って日焼けで増えたり、シミを作ったりするもの?それって黒とか茶色じゃないの??」と思われるかもしれません。メラニンは皮膚の中で存在する深さによって、色の見え方が違うのです。

一番浅い表面にメラニンがあれば茶色、それより深い場合は灰色、さらに深いところにあればっぽく見えます。

太田母斑異所性蒙古斑に効果があるレーザーは、このメラニン色素に反応するレーザーです。種類でいえば、Qスイッチルビーレーザー、Qスイッチアレキサンドライトレーザー、QスイッチNd:YAGレーザーがあります(それぞれで保険の適応できる・できないが決められています)。



北村理子クリニック皮ふ形成外科には、

Qスイッチルビーレーザー(The Ruby Z1)と


QスイッチNd:YAGレーザー(MedLiteC6)を導入します




お顔にでる青あざである太田母斑は自然に消えることはありません。また、赤ちゃんのお尻~腰にでる青あざである蒙古斑は、そのほとんどが小学校に入るころには自然に消えますが、「異所性」蒙古斑と呼ばれるもの・・・つまり、一般的な蒙古斑の部位以外の、腕や下肢などに見られるもの、特に色の濃いものは消えずにそのまま残ることが多いのです。

こういった青あざもまた、赤あざと同じように、なるべく皮膚が薄い赤ちゃんの頃に治療を始めると、より低いパワー(痛くない、リスクが低い)で、より少ない回数で治療することができます。


Qスイッチルビーレーザーによる異所性蒙古斑太田母斑の治療は保険適応です。そしてこの春の保険診療報酬の改正から、保険での治療回数の上限が2回5回に変更になりました
これって、患者さんにとって素晴らしい朗報と思います
赤ちゃんのうちに早めの治療を始めた患者さんは2回で消えることもありますが、色の濃いものや大人になって治療を始める方はどうしても回数がかかってしまい、2回ではなかなか消えませんでしたから。

コメント
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