
「神様・・・私は、どうすれば、いいんでしょう・・・
3年ぶりの新作『くちづけ』・・・これは本当にあった話を元に作った「優しくも切ない物語」です。
東京セレソンにデラックスがくっついたのが2001年。
その時からペンネームを使って脚本演出もするようになりました。そんな頃だったと思います。
新聞の片隅の、小さい小さい事件を伝える十数行の記事・・・その事件の切なさに心がかきむしられました。
事件の真相も、その後どうなったのかも、何も知りません。でも、この事件の切なさを伝える作品をいつか作りたい、とずっと思ってました。
つまりこの10年近く暖めていたわけです。そして、やっと作れました。
この物語が伝える「優しさ」と「切なさ」を、是非、劇場でご覧いただきたいです。ご来場心からお待ちしています。」
東京セレソンデラックス 宅間孝行
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舞台はとある知的障害者のグループホーム。
そこで暮らす知的障害者、その家族、スタッフたちの抱える問題と現実・・・。
とんでもなく、とてつもなく、重いテーマ・・・

ある意味タブー、でもあり、直視したくない現実でもあり。
そんな重く、深い物語を、飾ることなく、ごまかすことなく、書き上げ演じ上げた・・・・素晴らしい舞台でした。
笑いと、せつなさと、涙と・・・
満場のスタンディングオベーション

