ドクターリコの明日もHappy!

形成外科医リコの、美容と医療と育児と趣味のブログ。http://kitamurariko.com/

「ナイショでヒミツのクレヨン王国」福永令三

2009-09-05 09:35:06 | 読書


---------------------------------amazonより抜粋---------------
内容(「BOOK」データベースより)
クレヨン王国シリーズを書き続けて四十数年の著者が、これまでの物語のタイトルをテーマに、創作と自身の人生について記した三十六編のエッセイ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
福永 令三
1928年名古屋市に生まれる。早稲田大学文学部国文科卒業後、作家活動にはいる。1946年熱海市に転居。1956年『赤い鴉』で第9回オール讀物新人杯受賞。1963年『赤馬物語』でモービル児童文学賞受賞。1964年『クレヨン王国の十二か月』で第5回講談社児童文学新人賞受賞。1968年~1991年自然に親しむ心をもった児童を育てる目的で学習塾をひらく。2004年日本児童文芸家協会より文化功労賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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小学校の校舎の片隅にあった、薄暗い図書室。
校庭で遊ぶ子供たちが多くて、昼休みに覗いてみても貸切りのことが多かったような気がします。本好きの子供だった私にとっては、かび臭い図書室で埃にまみれた本達は宝の山に見えました・・・
そんな図書室で手にしたのが『クレヨン王国の十二か月』。本を開いた瞬間から、私はクレヨン王国の住人になり、以来、繰り返し繰り返し読み続けた、大好きな1冊です。

「クレヨン王国」シリーズは40作以上・・・・、小学生だった私は成長して中学生になり、高校生になり、大学生になり、社会人になっても、ずっと次の1作を楽しみにして、本屋へ行く度にまずは児童書のコーナーを覗いてきましたでも、「月のたまご」が完結して、最後に短編集が出てから3年・・・もう、クレヨン王国への入り口は開かないのかなと寂しく思っていたところ・・・児童書ではなく大人向けの装丁でエッセイを出版されているのを発見嬉しくて飛び上がりそうでした


内容は、クレヨン王国のタイトルやストーリーをテーマに、そのストーリーを書くきっかけとなったご自身の体験や、モデルとなった人物に関するエッセイ。
クレヨン王国の歴史とともに、福永先生の半生をたどりながら・・・私自身がその作品を読んだ年頃を思い出して重ねつつ、懐かしく、暖かく読ませて頂きました
自然を愛し、日本語を愛する福永先生のクレヨン王国から学んだことは数え切れません「クレヨン王国シリーズ」は、私に子供ができたら、ぜったいに一緒に読もうと、全て大切にとってあります
コメント
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