BLUE HEAVEN

10月の大島ツアーレポスタート!

甲斐バンド KAI BAND TOUR かりそめのスウィング2017/ツアー初日・戸田公演

2017-09-24 23:59:50 | LIVE LIVE LIVE!

2017/09/23


               【日時】2017年09月23日(祝)
               【会場】戸田市文化会館
               【座席】1階11列9番
               【開演】16:10
               【終演】18:25 
               【観衆】1200人


「来年、甲斐バンドでツアーをやります。」
甲斐さんがそう語ったのは昨年11月11月のラジオ生放送のことでした。
毎年とは!?年を明けても全くツアーが発表されず、挙句の果てには5月のビルボードが先に明らかに。
一体いつになったら??やっとベストアルバム発売が告知され、9・23甲斐バンドツアースタートが6月に発表。
その後にツアー初日が大好きな戸田であることが分かり、この日が来るのを待ち侘びて来ました。
そしてツアーは7月に発売されたBest of Rock Set「かりそめのスウィング」の曲順通りに行われると爆弾告知が。
昨年の夏に行われた野音が1983年BIG GIGと同じセトリで盛り上ったからか、それともそれが一番演り易いのか。
どんな形にしても、2017年の甲斐バンドLIVEをホールで体感出来る歓びが僕の体の中を日々渦巻いて来ます。
待ちに待ったけど当日はあっという間に訪れるもの、坐骨神経痛は未だ残っているけど軽やかに戸田へ向かいました。







文化会館の最寄り駅は戸田駅だけど、当日は馴染み深い元職場通勤していた1つ手前の戸田公園から。
前日降り続いた雨が午前中には止んでくれ、駅を出ると青空が出て甲斐さんの晴れ男ぶりが証明されました。






ホールの隣にある公園は緑がいっぱいで良い香りが、川が流れていて昆虫などを採る子供達が元気はつらつ。







開演1時間以上前に着くと早くも開場を待つ列が、遠方から来てるファンが多いのかロビーが人でいっぱい。
ロビー奥にはレストランがあり庶民的なメニューがイイ感じ、隣りの公園に面した側にはテラス席がありGOOD。







携帯を忘れたというMさん達と合流出来て2階にある会場内入口へと、ファン達の期待感が早くも充満してパワフルな空間に。





会場へ入ると初日とあってGOODSコーナーが大人気。
昨年夏の野音BIG GIGのDVDを買うと、サイン色紙が10名に当たる様で賑わっていました。








1981年に開館したこのホール、過去に出演したアーチスト達のサイン色紙が展示されているでは。
姉が40年以上もファンな郷ひろみの色紙もあれば、ちゃんと甲斐さんの物もありました。







GOODSコーナーの中にはご朱印帳があり、それに伴い2色のスタンプがスタンバイ。
「9.23埼玉」の文字になっているので記念に押すことに、お陰で良いお土産になります。





チケットはSOLDOUTなので開演前の熱気ムンムン、立見席が販売されたので1階席後方には立見ファンの姿も。
いつものようにMさんと色々話してると定刻の16時オーバー、そして10分以上過ぎると初めて聴くSEが流れました。
映画音楽に疎いので全く解らないけど、スローテンポなゴージャスな雰囲気を醸し出す雄大なナンバーでは。
徐々に客電が暗くなり高まると同時にワクワク感がMAXに!そして絶妙なタイミングを見計らってメンバーが登場。
バタバタバタっとスタンディングが始まり、ステージでは一郎がバンマスとばかりに躍動的にタイミングをとっています。
演奏前からこれぞ甲斐バンドという光景に鳥肌が、そしてSEが消えるとカウントが入り『地下室のメロディー』のイントロに!!
ステージ左袖からメンバーが入ったのでそちらを注目してると、甲斐さんが中央ドラムの間からリラックスモードで出現!!!
すると超軽いフットワークでステージ前方へやって来て、両手の人差し指を突き出しアピールし会場内は大盛り上がりに。
カキっとした真っ白なジャケットには黒のストラップ模様が、おNEWなピカピカな黒のパンツ&シューズがカッコイイ♪
期待通りに埼玉のノリは素晴らしく、一拍置かないガンガンな手拍子な継続されて1980年代を彷彿とさせる会場内のムードに。
おかげで音響が良いのか悪いのか解らない状態に、あまり良くないけどそれはそれで甲斐バンドLIVEらしさ全開で気持ち良し。
早くもオープニングから大合唱で特にサビ部分が凄い、白熱の展開から1曲目終わると甲斐さんが元気ハツラツに叫びます。
「やっと今夜を迎えられることができました!!今日をすばらしい夜にするために、みんな一緒に盛り上がりたい!!!」
ここで大注目な2曲目に持って来た『HERO』へ、もちろんアルバムに入ってるテイクでなく今のライヴバージョンでグイーンと。
大合唱状態は更にヒートアップ、バンドの音と会場の歌声がスクランブルし滅多に体感出来ないパワーとパワーのぶつかり合い。
これぞ甲斐バンドホールLIVEならではの醍醐味、おそらく2階席は揺れてるはず。。この感じが大好きなのでもう堪りません!!!
2曲目にして最初の絶頂を迎えると、『ちんぴら』のイントロが始まり人気ナンバーなので会場内のボルテージはそのまま。
サビ部分が一緒に唄える曲なので収まる事を知らない場内大合唱、気持ち良さそうに唄ってステップする甲斐さんが微笑ましい♪
そしてここでマックさんの音から『きんぽうげ 』!!!!!この辺りでこの曲を演ってくれるパターンが僕は堪らなく好きです。
4曲目にして早くも2度目の絶頂がここで、『HERO』以上に会場内の一体化が炸裂して物凄い歌声がホール内に響き渡ります。
これには甲斐さんも嬉しいのか興奮してくれたのか、いつも以上に観客に唄わせる箇所が多くなり大胆な雰囲気が充満して最高潮に。
間奏で一郎が前に出て来て英二さんの助っ人稲葉さんと一緒に、奏でるメロディーを聴きながら思わず大森さんの事を思い出しました。
「天国で大森さんは観てるのか?いや、観て欲しい」、色々と過るうちに涙が込み上げて来て。。この日最初の涙がここで。
とにかくノリノリな展開なので甲斐さんのシャウトも多く、「サンキューソーマッチ!ウエスキャン!!」が何度も炸裂。
そのまま次の『裏切りの街角』へ入ったので、いつも以上に身振り手振りが多くパフォーマンスする甲斐さんが印象的でした。
パーフェクトな展開ステージは進み、ここで「松藤英男が唄ってくれる~」とあの頃と同じ紹介をしてステージから去る甲斐さん。
そしてセンターに松藤さんが入り『ビューティフル・エネルギー』、1番が松藤さんで2番が甲斐さんかと思いきや全部松藤さんでは!
気合が入ってるのかいつも以上に声が出てる松藤さん、だけど高音が少し裏返り辛そう。。んー、まずはタバコ止めて欲しいですね。
久々のオール松藤さんバージョンを堪能すると再び甲斐バンドスタンダードな音が、『フェアリー』が始まり甲斐さんが中央からIN。
何も変わらなくても全く色褪せないナンバーは健在で気持ちイイ、フィニッシュシーンの甲斐さんのアクションも変わらずでGOOD♪
しっとりとキーボード音からの『BLUE LETTER』が始まってもオールスタンディングはそのまま、甲斐さんのボーカルは安定したまま。
いつものように途中は甲斐さんの声のみとなる緊迫の展開、あれだけ唄いまくっていた会場内はシーンと静まり返ってお見事♪♪
ツアー前にラジオで「大がかりなステージセットになる」と公言していた甲斐さん、ここでそれが実行されてステージ前方に楽器が。
アンプラグドスタイルを彷彿とさせるミニ編成となり、ドラムブラシ奏法を主軸にした『かりそめのスウィング』がここで披露。
色んなスタイルでこの名曲をライヴで体感して来たけど、今回のこの2017甲斐バンドバージョンが僕の中では頂点に君臨しました。
岡沢さんのベースがかなり良く一郎のギターがとにかく素晴らしい、もちろんフィッシュは甲斐さんの「オーイエー!!」で。
このままの編成で『安奈』が始まり甲斐さんは椅子へ、しかし会場内はスタンディングのままで一旦座った人も立つ状況に。
一番色んなバージョンとなってる名曲だけど、今回はかなり素敵なバージョンでこれもまた僕の中では過去最高の位置に来るほど。
ここから後半戦開始とばかりに華々しく『グッドナイト・ドール』から、ソロのイメージが強いけど甲斐バンドで演奏され嬉しいぞ。
ステージセット&照明は野音のBIG GIGが基本となっているので美しい、身振り手振り甲斐さんの好調さが伺えて雰囲気抜群の後半戦へ。
ここで待望の『非情のライセンス』が始まりワクワクドキドキ、新しいツアーに目玉的なナンバーがあるのは嬉しい限りです。
初めて演奏されてるのに完全に出来上がっていてビックリ、何だか以前からステージで披露されてるかのような安定感では。
一郎のギターソロが僕の中では一番の注目点でしっかりとスウィングして響き渡り見事、今の甲斐さんの声がバシッと来る曲で堪りません♪
新たなる甲斐バンドの魅力を堪能出来て不思議な感覚に、そして間髪入れずに『Blood in the Street』が始まり一気に鳥肌が!!
どうやら僕はこの曲が大好きな様で思わず笑みに、会場内の白熱ぶりも感じられて一気にパワーの充満を感じる程でした。
サビの手拍子部分の盛り上がり具合もとてもイイ感じ、激しくセクシーに唄いまくる甲斐さんの姿を見てると64歳とは全く思えません。
2017甲斐バンドをしっかり楽しむとここで伝統ナンバー『氷のくちびる』、最初から最後までパーフェクトな演奏と甲斐さんの歌声が。
お楽しみの間奏決めポーズ、真っ赤な照明を浴びる甲斐さんと一郎の姿を見て一気に涙腺が弱まってしまって。。この日2度目の涙に。
そしてマックさんのパーカッションが鳴り響き『ポップコーンをほおばって』へ、甲斐バンドで一番好きな曲がホールで炸裂します。
何もかもが完璧な状態で言う事なし、あまりにも至福のひと時なだけに毎度のことながら時間が止まって欲しいと感じるほど。
しかし楽しい時間はあっという間に、気が付けば一郎がブンブンギターをかき鳴らすエンディングシーンから見事なフィッシュへと。
更に伝統ナンバーが続き『冷血(コールド・ブラッド)』へ、美しいライティングを楽しみながらハードボイルドな世界へ突入。
間奏からの後半手前の甲斐さんのエルボーアクション4発が見事に決まり最高♪やっぱりこれは毎回魅せて欲しいだけに嬉しかった!!
セトリは告知された今回のツアーでしたが、どこがアンコールへの区切りかは全く知らされてなかったのでそれもお楽しみでした。
本編ラストは次の『破れたハートを売り物に』、スタンドマイクは4本でなく3本で甲斐さんを中心に左に松藤さん&右に一郎という布陣。
それでも前野さんのコーラスも入りより厚みを増しGOOD、「生きる事を素晴らしいと思いたい」の部分がいつも以上に突き刺さる一幕に。
ここでオープニングから初めて席に座りアンコールへと、一郎が鮮やかな白と水色のシャツに着替えて登場してバンマス振りを発揮します。
準備万端が確認されてカウントが入り『感触(タッチ』が炸裂、1986ファイナルツアーの時と同じバージョンなので思わずノリノリです。
甲斐さんも衣装チェンジ、ダブルジャケットスタイルの様な感じでブルーが入ってとてもお洒落で一郎の水色とマッチしているでは。
あの頃はやらなかったけど今は♪タッチ!の部分で腕上げを、会場内の一体化が素晴らしくこの日一番の盛り上がりと言って良い程。
曲が終わると次へ行かず突如僕らに説教を始めるB型らしい甲斐さん、どうやら♪タッチ!の部分を唄って欲しいようで。。
これには会場内から「もう1回」コールが起こり、更に不満をぶちまける甲斐さんに対して負けじと「もう1回」コールが生む埼玉のノリ。
あまりにも盛り上りすぎて敢えてダメ出しをしたくなったのでしょう、この感じもまた甲斐バンドの魅力なので願ったり叶ったりです。
ここでやっと稲葉さんのギター音が鳴り響いて『漂泊者(アウトロー)』へ、このアウトローが素晴らしく音響が際立って良く感じました。
残念ながら「♪やりきれないさー」の部分は全部下げて唄う甲斐さんだったけど、演奏もステージアクションもトータル的には上出来!!
ここでダブルアンコールへと、まずは久々の名曲『レイニー・ドライヴ 』だったので深く深く思い切り聴き入ってしまいました。
松藤さんの裏声ハイトーンが美しく感激、これまた1986ファイナルツアーの時を思い出してしまう素敵なステージで大満足。
残すはあと2曲。。まずは『ラヴ・マイナス・ゼロ』が、ここで今回のピクチャーチケットの意味が少し解りかけた気持ちに。
かりそうめのスウィング2017=ファイナルツアーPARTYだからこそ、チケットのデザインがPARTYの写真だったのかと。
あの頃と全く変わらない『ラヴ・マイナス・ゼロ』がステージ上で演奏され艶やか、とてもイイ凄くイイ~~思わず聴き惚れました♪♪
そして言ってくれると信じていた「サンキュー、じゃぁね」を披露する甲斐さん、しっくり行くフィッシュを決めてくれラスト曲へと。
が、しかし!なんとここでメンバーは楽器を置きステージ前方へと、そして甲斐さんが中心になって肩を組んで挨拶が始まるでは!!
えーーーーーーーーー!!!!!!!!!!『最後の夜汽車』はどうなっちゃったのでしょうか??????????
するとメンバーも甲斐さんも下がると『最後の夜汽車』が流れ始めて、無人のステージを観ながら佇んで聴く事に。
なんとまぁ裏切りが得意な甲斐さんがここでこんな事をやってくれるとは。。でもまぁ、これもまた甲斐バンドと思うしかありません。
個人的にはいつもの終演時にかかる曲が好きじゃないので、『最後の夜汽車』を聴きながら終わるのも良いかと。
『熱狂(ステージ)』がかかって帰った事もあったので、『ラヴ・マイナス・ゼロ』で終って『最後の夜汽車』で帰るのも良いでしょう。
終ってみれば最初から最後まで刺激たっぷりのステージを展開してくれた2017甲斐バンドに、さぁ次は10・29相模大野!!楽しみだ!!!





【セットリスト】

01. 地下室のメロディー
02. HERO(ヒーローになる時、それは今)
03. ちんぴら
04. きんぽうげ
05. 裏切りの街角
06. ダニーボーイに耳をふさいで
07. ビューティフル・エネルギー
08. フェアリー(完全犯罪)
09. BLUE LETTER
10. かりそめのスウィング
11. 安奈
12. グッドナイト・ドール
13. 非情のライセンス
14. Blood in the Street
15. 氷のくちびる
16. ポップコーンをほおばって
17. 冷血(コールド・ブラッド)
18. 破れたハートを売り物に

E1. 感触(タッチ)
E2. 漂泊者(アウトロー)

E3. レイニー・ドライヴ
E4. ラヴ・マイナス・ゼロ










【バンドメンバー】

Vo:甲斐よしひろ
Gt:田中一郎
Dr:松藤英男
Per:Mac清水
Key:前野知常
Ba:岡沢茂
Dr:佐藤強一
Gt:稲葉政裕





ライブ後は3人で戸田駅近くのココスでハンバーグを食べながら談笑を。
またまた他の話題に花が咲き、今日の甲斐バンドキョウイチを発表し忘れました。
なのでここで発表を、僕は『Blood in the Street』が一番で次が『感触(タッチ)』で三番が『きんぽうげ』です!

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2 コメント

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お疲れさまでした (yoshi)
2017-09-28 23:52:47
先日、ライブ終了後に声を掛けさせて頂いた者です。帰り際お忙しいところたいへん失礼しました。相模にもいらっしゃると言うことで、もしお時間があれば、ぜひゆっくりお話させて頂ければと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
返信する
聖地・戸田にて (DBH)
2017-09-29 04:45:35
町田に続き、見つけて頂き光栄です!
次の相模大野、ぜひ終演後に甲斐バンド話しょうしょう!楽しみです!!
連絡先はこちらになります。dbh@nifty.com
yoshiさん、こちらこそよろしくお願いします♪
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