小うつな人・ケアマネな人、を応援する日記

小うつな方・ケアマネな方、どっちでもある方のために捧げる、ネタのたわごとです。めざそう癒し人!?

再びキャリア段位制度に疑問を投げかけてみる

2012-08-19 09:46:29 | 弱さへの思考
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お手数ですが、ブックマークの方は、変更を願います。

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「「キャリア段位制度」ができると施設や事業所とって何が変わるの?」
という疑問に、キャリア段位制度のパンフレットは、こう答えている。

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「評価には、アセッサーが必要です」

実践的スキルの評価について、施設・事業所内で評価を行う「アセッサー」を職員の中から選び、講習を受講していただく必要があります。

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ということは、評価者=アセッサーを事業所内で選定し、しかも、アセッサーになるには講習が必要…
あのさ、現場でそんな余裕があるのかな?介護福祉士受験するだけでも、本当に大変なのに。研修行こうにも職員ローテーションを組みなおさなきゃならないのに。
講習を受けることで、その実施体は儲かる仕組みだろう?利権みえみえ。


加えて
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「サービス水準をアピールできます」

「キャリア段位」を取得した職員が多ければ、質の高いサービスを提供していることをアピールできます。

※将来的には介護報酬への反映も検討することとされています。

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う~ん、現時点で介護福祉士のたくさんいる事業所=質の高いサービスの提供となっていないところで、このキャリアパスが機能し効果的になるとも思えない。

しかも、「介護報酬への反映も検討」
…本当に言葉の使い方っていうのは、すごいな。

現時点で、「処遇改善加算」=介護職員への上乗せ分、の算定要件は、「施設や事業所において、OJTの一環としてこの制度を導入すること」となっている。
そのためには「キャリアパス」などという(わけのわからない)ものを事業所内で制定する必要がある。

つまりは、この「キャリア段位」を「キャリアパス要件」としようと。こういうことらしい。
つまりは、「上乗せ」ではなく、「処遇改善加算」を算定するための1つのツールに過ぎないということだ。
つまりは、賃金は上がらない、ということだ。

さらに
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「職員のやりがい等を引き出し、定着率の向上につながります」

職員のやりがいやスキルアップのモチベーションにつながり、定着率を高めることができるようになります。

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おいおい、もう突っ込みどころ満載だな。
「やりがい」=「キャリア段位up」なのか?
そしてそれをやりがいとすると、職員は定着するのか?
「キャリア段位」は職員の流動化を目指しているのではないのか?

もはや、何を言っているのか、意味不明だ。


こんなもの、したり顔で「ある程度評価できる」とか言っているやつの顔が見たい。

介護職員の「やりがい」の基本は、
①その業務だけで、年収600万ぐらいを得て、結婚して、妻と子どもを育てられる環境となること。年収600万が平均らしいが、介護職員の年収平均は200万だ。どうよ?

②そして、人間関係がよく、理念に向って、日々のケアを実施し、利用者が「笑顔」になれること。

と思う。それ以外にもあるかもしれない。

決して「キャリア段位でlevel7」を取ることではない。

やっぱり何かが間違っている。

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