小うつな人・ケアマネな人、を応援する日記

小うつな方・ケアマネな方、どっちでもある方のために捧げる、ネタのたわごとです。めざそう癒し人!?

「アーミッシュの昨日・今日・明日」 D・B. クレイビル 他(著) 論創社(刊)を読んで その1

2012-08-20 08:45:08 | 弱さへの思考
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お手数ですが、ブックマークの方は、変更を願います。

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「自己啓発病」社会(宮崎学:著 祥伝社:刊)を読んで、
結論として、今後の社会で生きていくためには「他人を助けるのは自分のため。」であり、「他人を助けようとする者のみを、他人は助けてくれる」=「自分だけを助けようとする者を、他人は助けない。助ける気持ちにならない。」ことが、今後の、貧困、認知症を含む高齢者介護問題、精神障害者へのアプローチ、孤立死、社会保障制度の削減への解決策の1つと思えた。

つまり「お互いさま」=「相互主義」

である。

そこで、アーミッシュについて知りたくなった。

アーミッシュについては、様々な「神話」があり、例えば「妙な信仰を持ったコミュニティ」とか「排他的」とかである。本当にそうなのか?実は行って見たいと思うのだが、それも許されない現状、様々な角度から考察することが良いと思う。
とはいうものの、そんな時間も無いため、とりあえず1冊読むこととした。ごめんなさい。それが今回紹介する「アーミッシュの昨日・今日・明日」である。
2009年に発刊された本書は、アーミッシュの伝統・現在・未来を予測したものである。写真も多く、とても快適に読むことができた。

ところで、
「アーミッシュ」ってなんぞ?
と思われる方がおられると思うので、ざっくりと。
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アーミッシュとはキリスト教の教会団体のグループで、アマン派の信徒と呼ばれたアマン派の人びとは、メノー派教会のサブグループを形成する。

アマン派の人びとは、単純な生活、平易な服および現代の技術の多くの便利な設備を採用することへの抵抗で知られている。(wikipedia より)
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わからない?

簡単に言うと、キリスト教の一派で、コミュニティを形成し、質素かつ現代技術を採用することを拒否し、伝統的な生活を継続している方々。アメリカのペンシルベニア州・中西部などやカナダ・オンタリオ州などに居住。
映画で『刑事ジョン・ブック/目撃者』はご存知かしら?レンタルしてみてください。

著者曰く、
「アーミッシュと日本人が、お互いに似通った社会的価値観を共有していると思われます。」
「コミュニティ・家族・協同・簡素・謙虚などを大切にすることです」
と書いてある。

もしかすると、
かつて、いや、今も、神社のお祭りで精神的支柱を持ち、家族を大切にして、自給自足を行い、コミュニティを保持し、お互いを尊敬しあう…
という、欧米人の思う、ステレオタイプ的日本人が、アーミッシュに近いのかもしれない。

「排他的でない、農業を行うエリア」が、
来るべき近未来=「国家が信頼できない社会」での、「目指す方向」なのかもしれないと思う。

短めに考察してみたい。

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