小うつな人・ケアマネな人、を応援する日記

小うつな方・ケアマネな方、どっちでもある方のために捧げる、ネタのたわごとです。めざそう癒し人!?

自立ではなく孤立

2010-04-13 17:21:43 | 日記
介護保険は利用者に「自立」を促し、障がい者の中には障害者「自立」支援法を利用している…場合もあろう。

「自立」の定義は、「依存から抜け出し、自分の足で立つ」だ。
これをする必要があるのだろうか?
すれば、幸せになるのか?
それが、生きる上で必須条件なのか?

疑問を感じる。

自立できないのは自己責任として片付けられてしまう現代の風潮が「何かちがうのではないか」と、誰もが感じ始めているだろう。私たちはロビンソン・クルーソーではない。
これは「自立」の名の下に「孤立」を推進している。

現代は、
努力しても成功できない社会だ。
努力しても介護が必要な社会だ。
努力しても誰かの支えや人々との交流がなければ、人は生きていけない。孤立では生きていけない。

自立という単語が将来への不安を掻き立て、それがビジネスの対象になっているこの社会。それが、新しい社会のあり方なのだろうか?

人々が模索する時代が来たのだ。
新しい形の家族力、新しい形の人々の交流や絆が必要なのだ。

かつての封建的かつ血縁家族ではない、同時に、家族力の低下になった場合にも絆を持つことができる社会。

将来への不安がある。しかし1人ではない…というつながりを持った「新しい社会のあり方」
これからどのような社会を目指すのか。各々、決断を迫られている。