困ったおっさん

先日、通勤中の車内で、これからバスケットの試合に望もうという女子中学生たち一群と乗り合わせた。
彼女たちに興味を持ったのは、他ならぬ「寂しいおっさん」だった。
「どっからきたの？」「どこにいくの？」「何やってるの？」矢継ぎ早に質問攻勢だ。
最初はうまく対応していた女子中学生たちも、「面倒くさい」のと「気味が悪い」が（当たり前かなぁ）あり、反ギレで対応していた。さらにこのおっさん、携帯で写真を（黙って）撮った。これが女子中学生たちの逆鱗に触れ、その後は無視となった。

おっさんは、途中下車し、女子中学生たちを手を振って見送った。

女子中学生たちの立場からは、大変、災難であった。心中察する。試合はどうなったのかが気になる。
おっさんの立場からは、寂しくて、子ども好きで、ロリコンで？会話したかったのだろうな…と思う。がしかし、黙って写真撮影はいかん。犯罪だ。

でも、女子中学生たちの対応が、とても賢く、気が利いていたのが印象に残った。

ねぇ、女子中学生たち。
試合結果が気になるけど、あなたたちは、「寂しいおっさん」に、かなりの喜びを与えたと思う。
あなたたちの未来は、とても明るい。
おっさんの未来は、ややダークだ。
そこに光を注いだのは、あなたたちだよ。
だから、あんまり「公共の場での変なおじさん」を嫌ってもいいから、無視しないでね。
なんだか、ありがとうといいたい。

もちろん、犯罪は厳格に取り締まっていこう。