「ん゜」という世界観

「ん゜」vol.14、無事終了いたしました。今後は細々とレコーディングっす。

石川FC設立!!

2005年07月09日 | サッカー関連のネタ
今日の北國新聞朝刊に、またもや石川県のサッカー界を揺るがすような大きな記事が掲載されていました。以下、北國新聞より記事全文・・・

<「石川にJクラブを」秋にも運営会社設立>
石川にプロサッカークラブ設立を目指す石川県Jクラブ設立検討勉強会の第2回会議が八日、金沢全日空ホテルで開かれ、「石川からJリーグへ、石川から世界へ」のスローガンの下、九月に石川FC(仮称)の運営会社を設立、十月にスタッフを発表するなどの活動方針が発表された。県内ではすでに松任市を拠点としてフェルボローザFCがJリーグ入りを目指して活動しており、事務局ではフェルボローザFCを含め北信越リーグに所属する金沢サッカークラブ、テイヘンズFC、PFUの4チームを主体としたチーム編成を視野に検討を進めるとしている。勉強会では世話人を代表し、桜丘高サッカー部監督の越田剛史さんが経緯を説明、星稜高サッカー部監督の河崎護さんが今後の活動ビジョンを発表した。現在、熱戦が展開されている北信越リーグ1部の県勢チームが全国地域リーグ決勝大会に進み、JFLに昇格することを前提に2007年にJ2、10年にJ1に昇格を果たし、県民に愛される総合型スポーツクラブを目指したいとしている。また、県サッカー協会(IFA)の高畑俊成専務理事が「石川サッカーの現状とIFAミッション」と題して基調講演し協会としての取り組みを紹介、出席した馳浩、奥田健両代議士が順に激励を込めてあいさつした。

以上の内容だけでは明確な指針が掴みづらいのですが、北信越リーグを制したチームが進むことになる全国地域リーグ決勝大会で上位に入り、JFL昇格を果たしたチームを母体として選手を集結させるというものでしょう。そうすると現実的には北信越リーグ首位を走る金沢SCが母体になるのでしょうが、俺が知る限り金沢SCにはサポーターらしき人はいません。強豪ではありますが、サッカー好きの人達が個人個人で集まってるだけのクラブチームって感じ。このブログでも何度か触れてきたフェルヴォFCには熱いサポーターが付いていて、その方達がすんなり石川FCに乗り換えることは考えられず、現にフェルヴォFCの応援サイト「橙猿広場」の掲示板は荒れに荒れています。またテイヘンズFCも今までJ入りを宣言したことのないクラブチームだし、PFUに至っては企業のサッカー部でありしかも北信越リーグ2部のチームです。ものすごく夢のある構想ではあるんですが、逆風に耐えながら地道な活動を続けてきたフェルヴォFC関係者の方々の気持ちを考えると、素直に合併チームを支持していい物なのか疑問が残ります。ただ現在Jリーグで戦っているチームも、下のカテゴリーから上に上がるために力のない選手を切り、選手を引き抜き、他チームの吸収を繰り返してきた歴史があります。その過程では、多くのサポーターの気持ちを踏みにじってきたことでしょう。今後、石川県にもそんな歴史が作られるのかもしれません。ただ石川県民から愛されるチームを作るためには、多くの人が納得する形でJリーグまで辿り着いて欲しいと思っています。経営面だけではない問題点、Jへの道のりは甘くないですね。