DEEPLY JAPAN

古い話も今の話も、それでもやっぱり、ずっと日本!
Truly, honestly, DEEPLY JAPAN!

トランプ、国家安保戦略発表「力の平和」路線堅持らしい

2017-12-19 22:46:21 | 太平洋情勢乱雑怪奇

トランプが、国家安保戦略を発表した。まぁなんてか、あいかわらずのアメリカで行くぜ宣言みたいなものだった。

トランプ氏、国家安保戦略発表 「米軍の力を再建」

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24798030Z11C17A2000000/

 【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は18日、安全保障政策の指針となる「国家安全保障戦略」を発表した。米国への脅威に対抗するため、国防予算の拡大などを通じて「米軍の力を再建する」と明記。国家安保戦略について演説したトランプ氏は「米国を再び強大にする」と力説。「我々は新たな競争の時代に入っている」として主張し「このゲームで米国は勝利する」と語った。

要するに、世界中をカオスに陥れてまでもこの地位を放棄できないと侵略国ナンバー1が宣言したということですね。

 国家安保戦略は具体的な安保政策の基本となる重要文書で、トランプ政権では初めて。(1)米国民と国土の防衛(2)米国の繁栄促進(3)「力による平和」の堅持(4)米国の影響力拡大――の4つの分野で構成した。このほかインド太平洋や欧州、中東など地域別の項目を設けた。

どうやっても、他人と調和的に生きる気はないと宣言したも同然の文言であり、かつ、一部の軍による行動などから本気は本気なんだろうなとはいえるでしょう。

従って、しかしながら、事態は逆になる可能性が高まるでしょう。どの国も、カオス戦略を持った信用ならない国を完全に頼りにするには限界がある(例:トルコ、シリア)。

そして、10年前までだったらそれにもかかわらずアメ or EU以外の選択肢がなかったから頭っから突っ込んでいく他なかったが、最近はSCOが安定して存在し、そこに経済戦略がついてきたので、別の選択肢が目に入るようになった(例:中央アジア、動ける範囲は小さいが中・東欧)。

カオス戦略が明らかにになって、誰の目にも「ろくでなし」とはお前のことと見えてしまった以上、トランプができることは、ダメなところは縮小して新しくつなぎ直すことしかないし、結果的には、それしかできない、と私は考えてますが、多分、また無理をするのでしょう。

ということで、桜井さんが書かれている通り、今後は、アメリカとその同盟国群が得意な、いわゆる偽旗作戦によるテロは警戒すべきでしょうね。

露国が軍隊をシリアから引き揚げ、CIAの情報提供に感謝する一方、米国は中東で新たな戦争の準備

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/

アメリカはロシア軍に敗れた武装勢力の幹部をヘリコプターで救出、戦闘員をバスや戦闘車両などで逃がしてきた。一部は希少金属を確保するためにアフガニスタンへ運んだようだが、新たな戦闘集団を編成する準備も進めている。例えば、シリア領内、トルコとの国境から70キロメートル、イラクとの国境から50キロメートルの場所にあるハサカー難民キャンプで戦闘員を訓練を始めたと伝えられている。この武装勢力とクルドを連携させるつもりだろう。

新たな戦闘をアメリカは中東だけでなく、ウクライナ、場合によっては東アジアでも始める可能性がある。オリンピック、サッカーのワールドカップ、ロシアの大統領選挙など2018年にアメリカが開戦の切っ掛けとして好むイベントがあることは不気味だ

 

でもさ、例えばここで911並のことが起こったとして、どのぐらい人々はついて行くものなのだろうかという疑問は残る。中東とじゃもう誰も信じれないでしょう。

しかし、日本だったらそうはならないかも。

この差異は何かというと、多分、メディアの支配度でしょう。世界中の多くの地域では、どうも主流メディアと米+同盟国群の戦略は同期していると感づかれてしまった。それはアメリカでも顕著で、アメリカ国民の主流メディアに対する信頼度はここ数年で劇的に悪化した。それが故にトランプを生み出したともいえる部分もある。(いずれにしてもアメリカ国民にとって良いようになってはいないのだが。)

が、日本では、いまだに多くの人が「メディアが書いてくれないから」といって、主流メディアに期待している。そこから離れて独自メディアを増やす以外にないのだ、とまでは思い定まっていない。

ということは、日本で何か起きた時には日本人は主流メディアについていく可能性がとても高いと予想できる。つまり、偽旗の恰好のターゲットだということっすね。怖い、ほんと。

そして、もっと怖いのは、日本の現在の政権とは実のところ日本会議内閣だということ。この危険性を放置してきたことのツケは払わねばならないとなるのかもしれない。


 


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エルサレム問題:イスラエル... | トップ | ウーマンラッシュアワーの漫... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
『軍拡ケインズ路線のトランプ』 (ローレライ)
2017-12-20 06:52:15
『炭鉱リバイバル』や『万里の長城建設』と並ぶ『軍拡ケインズ路線のトランプ』である。『軍事力は相対的結果』だから『炭鉱リバイバルや万里の長城』とは違う。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

太平洋情勢乱雑怪奇」カテゴリの最新記事