MOMOSE'S DOOR Day book in New York

NY在住のシンガーソングライターが『自称シンプルライフ』を語ります。ぷぷっと笑ってホロっとなるよなDay book.

前に進もう

2011-03-16 19:01:55 | 日本が揺れた日

 

生後4ヶ月の赤ちゃんが瓦礫の中から救出された。

 

 絶望の中から未来への光がみえる。

 

 

人は、必ず誰かの手を借りて生まれてくる。

だから、

人は、そんな誰かの為に恩返しができるよう

使命というものが課せられているのではないだろうか。

 

 

 使命と言う字は”命を使う”と書く。

 

 

なぜこんな単純なことに気がつかなかったのだろう。

 

 命あるものはそれぞれに与えられた役割をまっとうする。

 自分だけの為ではなく、愛するもの全ての為に。

 

何を迷っていたのだろう。

 

 どこに住んでいようと、どんな状況にいようとも、

 皆の心にあるのは、ただ”助けたい”と思う気持ちが根底にあるだけなのに。

 

なのに、なぜなんだろう。

 

不謹慎なのか、そうでないかのボーダーは

 その人のもってるモラルの器によって領域が違う。

それを正そうとか、それが間違っているとか、

今、必要であるものが英雄になり、そうでないものが批判され、

心配という言葉をかけることでさえタブーではないのかと錯覚さえさせる。

そんなことを多くの者同士で論じることなど必要があるのだろうか。

 格差も遠近も温度差もへったくれもない。

 

お金がたくさんある人はお金を正しく使えばいい。

言葉がたくさんあふれてくる人は言葉を心で伝えればいい。

音を奏でることができるなら声を音にのせて届ければいい。

絵をかくことができるなら新しい未来の想像図を描けばいい。

子供の寝顔をみてほっとする者はその子の未来を強く願えばいいい。

毎日を滞りなく過ごす者は微笑みをたやさないように工夫すればいい。

 

震災は命あったものにとって

 心の震災という形で皆平等に課せられた課題なんだろう

 

考えて、

躊躇して、

正解なのか

間違いなのか、

分かろうとして、

分かってもらえなくて、

 

だけど。

 

 必ず自分にしかできないことがある。

 

 

 我欲の塊だと思う相手などほっておけばいい。

 多くの命を飲み込んだ天災に

 子供たちの未来にすまないと思う人災に

 無力だと卑屈になったときは

 使命をもってまっとうする人たちにエールを惜しみなく送ろう。

 限られたことしかできないと自分でレールをひくこともやめよう。

 

今ある命にただただ感謝して、

もどかしいという気持ちを切り替えて私は一歩前に進もうと思う。

 

 KEEP SINGING FOR JAPAN

 

MOMOSE