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徒然綴り・・・歌詞&ひとり言

霜月参り  ~ 早朝に薔薇を買う女 ~

2009年11月12日 03時34分41秒 | Weblog
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               冷たい石の塔
               夏に 誰も
               訪れなかった証の 
               糸が 張っていました

               真っ白なタオルで 
               優しく 磨きました
               あの頃のように
               話しかけながら
               
                    おかあさん どうして 
                    何もかも 胸に仕舞って 
                    ひとりで 逝ってしまったの

               心の雨 聴きながら
               繰り返していました

                         *

               生き易くする為
               自由な解釈
               しようとすれば出来る
               けれど それでいいの・・・?

               真実が知りたい
               遺された者の願い
               あの頃のように
               話し合えたなら

                     おかあさん どうして
                     生きること 選ばなかったの
                     私は そんなに無力なの・・・?

               後悔の雨 聴きながら
               俯いていました

                         *

               怨む相手が居れば 少しは楽だったのに
               許してしまうことが 人の倫(みち)だと言われたの

                           嘘よ 嘘 
                           私は 許せない

                           それでもいいと 言ってよ

                           おかあさん!
                           おかあさーん!

               涙の雨 聴きながら
               繰り返していました

                         *
               
               もう誰も 訪れない季節
               せめて 
               華やかな花を 飾ってゆきます          

                         *
                         *

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