あの星のボク ～ 対魂 ～

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　　　　　　　　　　　　　　あの星の時間は　この星より　ゆっくり流れてる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あの星の　ボクが眠ったから
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この星に　ボクが生まれた
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この星は　ボクの長い夢
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あの星で　ボクが起きるまで

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　でも
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あの星と同じように　生きようとしたら　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　地球には　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　妨害が
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いっぱいだ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あの星で　みんな一緒だった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だからきっと　分かり合えるよ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そう思ってきたけれど　そうじゃないのかも

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　地球には
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　異質流
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　拡がってく

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小さい頃は　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あの星の　ボクに向かって　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎晩　叫んでいた

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ねぇ　早く　目覚めてよ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボクを　ここから出してよ」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　*

　　　　　　　　　　　　　　あの星の魂は　この星より　尊敬に溢れている
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あの星の　ボクが起きたなら
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この星に　ボクは居なくなる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この星で　ボクが眠る時
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あの星で　みんな幸せそう

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あの星は　ボクの短い夢
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この星で　ボクが起きるまで

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ほら
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この星と似つかない　平穏と向上　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　透明星
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　異次元星
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幸福星
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この星へ　仲間も来てるはず
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みんなきっと　探し合ってるよ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それにしても世の中は　汚れるのが早い

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　地球には
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　異質流
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　はびこってる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それに最近　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あの星の　ボクが呆れてる
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎晩　夢で言うんだ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ねぇ　キミは　退屈じゃないの？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いつまで　無駄な遠回り？」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ねぇ　キミ　もう充分だろ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いつまで　それに付き合うの？」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　*

　　　　　　　　　　　　　　あの星は故郷　この星より　進んでる懐かしさ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（・・・　もう起きようかなぁ～・・・）
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※　「ねぇ　もっと眠っててよ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボクは　このまま　帰れない」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　*
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　*