起請文（きしょうもん）を携えた斑鳩（いかるが）の餌食（えば）み詠（うた）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑ミドリン
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　　　　　　　　　　和魂（にぎみたま）
　　　　　　　　　　八咫(やた)の鏡に取り付けて
　　　　　　　　　　神前にかけ
　　　　　　　　　　神霊
　　　　　　　　　　安国と平らけく知ろしめす
　　　　　　　　　　四方（よも）の国
　　　　　　　　　　八潮路（やしおじ）

　　　　　　　　　　よろづとせ、あられ

　　　　　　　　　　巫（かむなぎ）祝部(はふり)
　　　　　　　　　　まがごと祓いて
　　　　　　　　　　幸（さきわ）う国ぞ

　　　　　　　　　　神霊
　　　　　　　　　　安国と平らけく聞こしめせば
　　　　　　　　　　四方（よも）の国
　　　　　　　　　　八潮路（やしおじ）

　　　　　　　　　　よろづとせ、有りなむ
　　　　　　　　　　よろづとせ、あられ

　　　　　　　　　　よろづとせ、有りなむ
　　　　　　　　　　よろづとせ、あられ

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　　　　　　　　　　やわらぎ静まる魂を
　　　　　　　　　　八咫の鏡に乗り移らせて
　　　　　　　　　　神前にかけて祭る

　　　　　　　　　　神霊は
　　　　　　　　　　平安な国として穏やかにお治めになる
　　　　　　　　　　四方の国を
　　　　　　　　　　多くの潮路を

　　　　　　　　　　万年もあられよ

　　　　　　　　　　巫女や神主が
　　　　　　　　　　災いを取り払うので
　　　　　　　　　　幸運にあって栄える国よ

　　　　　　　　　　神霊が
　　　　　　　　　　平安な国として穏やかにお聞きになれば
　　　　　　　　　　四方の国も
　　　　　　　　　　多くの潮路も

　　　　　　　　　　万年もあるだろう
　　　　　　　　　　万年もあられよ

　　　　　　　　　　万年もあるだろう
　　　　　　　　　　万年もあられよ


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