ふらいすたーげ

人生、一生、日々まじめ

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怒涛

2009-04-12 19:38:04 | 一般記事
バイトのときは体力だけだった。でもいざ自分、しかも実家となると引っ越しはある程度精神的なエネルギーもいる。
金沢から東京への引っ越しもあわただしかった。
引っ越し当日はその日に限って、隣の家の建設に、向かいの庭整備と、下水道の工事が重なる妙な偶然な見舞われた。よってさすがに下水道の人には遠慮してもらった。しかし、さすがはプロ。引っ越し業者はなんの問題もなくクリアしていた。
物置から花火が大量に出てきたから、満開に近づいた夜桜のもと、犀川の河川敷で処理した。打ち上げ花火は通行人の注目を浴びてしまった。五年前の花火のため湿気り度が半端ではなかった。なかなかつかないくせに、いきなり燃え上がり、速攻で逝ってしまうものが多い。また、いかに花火を処理するかを競い合うことに皆が集中してしまい、その緊張感の中では、あまり楽しい花火とはいえなかったが、それがとても面白かったりした。
搬入では、見慣れた家具が、見覚えのある家具たちが、次々と東京の住宅地に入り込んで来たから不気味でおかしかった。
家のトイレが、前会社のビルにあったトイレと同じものだった。最新鋭でありがたいが、会社にいるような気がした。外へでると電話がかかってきそうな気がして落ち着かない。
この近所は杉並の平和な街と住宅地が並んでいる。とても静かだ。客層もいい。松屋にとても松屋にいそうにない品の良さそうな人たちがいる。
隣人に挨拶したら、石川県だという。能登、羽咋、志賀、金沢、氷見、富山という聞き慣れた地域名が会話の中に現れてきた。まだ離れて1日しか経っていないがなつかしかった。
初めて書類選考合格通知が来た。さい先がよいから頑張ろう。