ふらいすたーげ

人生、一生、日々まじめ

※Fleisstage(勤勉日々)は造語です。
当サイトはリンクフリーです。

立ち上がれカープ

2008-05-15 09:50:24 | イベント
阪神×広島@石川県立野球場。一塁で仁王立ちする金本。
ナイターを見に行きました。金本選手はオーラがあり、迫力がありました。肉体や魂を磨くと人はあんなに進化できるのですね。
試合を決めたのは絶好調の新井のホームランでした。広陵コンビAK砲恐るべし。でも、ちょっと待った。二人ともカープじゃなかったか。私は未だに広島へいくと、赤い金本が笑顔を見せている巨大なポスターを思い出す。
赤星、平野、新井、金本、桧山、鳥谷、矢野、関本、投手(下柳)、という阪神の現在最強の布陣を見ることができた。しかし、カープは明らかに戦力不足だ。アレックス、シーボルと外国人がいても決め手にはならない。四番が栗原だ。12球団で一番苦しい戦力ではないか。強弱の差というより不公平感に襲われた。球場も阪神ファンだらけで、カープはかわいそうだった。試合は素晴らしい死闘だったが、一軍が二軍を圧倒しているようで、プロ同士の死闘の感はなかった。少し寂しい。阪神を一番応援していた私がカープのファンになった。
プロ野球も格差社会か。昔は「プロ」を見に行ったものだが、今や「選手」を見に行く時代な気がする。高い技能を有した超一流選手が伸び、そこそこの選手はそこそこになる。チームの柱の力がチームへと還元されさらにチームが進化する――拡大再生産される、何か経済学の授業みたいなやつ――という昔のジャイアンツ的スタイルは崩壊した。その昔くさい形を唯一保ってるのは中日ぐらいだろう。
今日の阪神と広島は、グローバル資本と提携し郊外に展開する大型店ブランド店と、地方の中心にある職人ぞろいの寂れた商店街との戦いに見えた。
頑張れカープ。恐怖の赤ヘル軍団がまた見たい。こうなったら広陵史上最強のトップバッター上本(現早大)と広商最強のバッター岩本(現亜大)を両方とも速攻で来年にとり、補強するのだ! 前田にはもう少し頑張ってもらい、東出(敦賀気比→広島)を復活させ、白浜(広陵→広島)や鈴木(遊学館→広島)も二軍から一軍へ来てほしい。そうなれば、…と私の主観だけになってきたのでこのへんで…。

もんじゃ

2008-05-07 21:07:19 | 日記
友人との飲み会があった。お好み焼きを食べたけど、もんじゃも食べました。おお、金八8シリーズの象徴が登場しました。なかなか食べる機会がなかったので、嬉しかった。でも、やはり貧乏から作られた料理ですね。そこまでして食べるよりお好み焼きの方がおいしいと思ってしまう。

統一

2008-05-06 08:42:37 | 日記
昨日は駅にできた新しいラーメン屋「さむらい」で昼を食べました。ここの味はB~A級といった感じでまあまあおいしいのですが、箸も器もコップも調味料もすべて鉄で統一していて気に入ってます。その雰囲気を食べるのが大好きです。
夜は両親をスペイン料理に招待しました。久しぶりに2人がそろったこと、私がこの毎日の喜びを誰かに分け与えたく仕方がないこと、洗礼を受けイエス様という夫に結ばれた娘の気分でいるからなどが主な理由です。スペイン料理は中途半端に高い。だから日常生活では食いに行かないし、お祝いなら高いイタリアンかフレンチにとなりあまり行かない。そもそも店があまりない。だから2人とも喜んでいました。
▽洗礼により、完全に作り変えられた、今までの地球ではない、新しい世界に毎日生きていて、一番気付くことは、次のようなことです。今の社会は象徴的なこと、対象が何をかたどっているか、その大いなる比喩を忘れています。魅惑的な商品、アニメのようなファッション、ネット世界、カラオケ、権利を認められていく様々な性癖…。世は「象徴」に飢えている。神に飢えています。それがないから迂回して変なバイパスをたくさんつくろうとする。フェチシズムが代替機能とならず偶像崇拝に陥るように、バイパスからは妙なものが吹き出したり、交通事故みたいな事件(凶悪犯罪)が起こりちまたを賑わす。この象徴世界についてのはなしは今の私の実存を含めた最大テーマなので、ここでなくともいずれしっかり書くでしょう。

対極

2008-05-04 18:42:16 | 正教会
神父様の奥様から昼食をいただきました。ニコライ堂を見ながら食べる。観光客みたい…。
木曜日は信者さんの家で全5人で簡単な聖体礼儀をやりましたが、急に今度は日本で一番でかい教会に。差が激しすぎて順応するのが大変でした。
新聞をチェックし、目黒でoggiのチョコ菓子を買い、さっさと帰省しました。
東京は以前よりさらに人が増えたらしいし、もう人の住むところじゃないかも。人間への偏見や先入観を抑えるのが正直田舎より大変だよ。

増殖

2008-05-04 01:39:40 | イベント
写真は新宿アルタ前で塩見孝也さんと。

メーデーのテーマは「プレカリアートは増殖する」。フリーター労組や雨宮さんやお馴染みの面々がそろっていた。ただ前回の2倍近い人が来た。塩見さんは800人くらい来たのではと話していた。世論の関心が現れたのだろう。幕の貼りつけを表で手伝っていたら中に入れなくなった。今回はデモより話しが聞きたかったのに…。まあ仕方ない。デモは毎回通り。だが、新宿三丁目から新宿まで、アルタ前で解散するという前代未聞のコース付きだった。このエリアでのデモはさすがに強烈。印象に残ったのは、二年前はほとんど無関心だった歩行者が、私が車道から見るにはかなり好意的にうつったこと。応援してくれる人、喜んで写真をとってくれる人、笑顔の人も多かった。飛び入りもけっこういたらしい。
知ってる人はみな実行委なので、また塩見さんとお話ししていました。最近、スーパーで車の誘導をしていることが話題になっているらしい。週間新潮に書かれて、一労働者として懸命に働く老人の塩見孝也を見て、「見直した!」という人が続出しているらしい。一方「この歳になって気付いたのか」という文句を言う人もいるようですが…。
二次会の会場はぎゅうぎゅうみたいなので、ご飯を一緒に食べ、喫茶店で赤軍の方や参加者数人と歓談して23時くらいで早めに解散しました。
プレカリアート運動はどうなって行くのか。認知度は出た、政府を揺さ振る要因にもなれた…さて次は。左翼さんみたいに革命の足掛かりや一部としてとらえるより、わたしはやはり生活問題としてとらえたいです。護憲や反自由主義は当然流れを一としますが、私は極端に言うと現政権が彼らの主張をほぼ飲むならそれでもいいと思ってる。あくまでも労働運動の生活の根っこ、日本の将来のための根っこの緊急の問題だととらえてるから。後のことはまた後で考えればよかろう。とりあえず、今こそ、小異を残し大同につくとき。正教徒になったばかりで、本来来るべきでない私がどうしても地方から行ってしまう。この潮流は憂国も弱者救済も帯びている運動だと確信する。彼らはこの調子で続けて行ってほしい。左翼というよりアナーキズムに近いかもしれない。だからトルストイ、キリスト教大好きの私はひかれたか?