民主党大躍進、自民党大惨敗。地殻変動が起きた。政権交代が近づいてきた。ニュースを見ているだけで面白い。
(以下、候補者の敬称略)
北海道……さすが都会派。東京と同じく民主が強かった。あと沖縄も自民全敗だ。不景気の南北端の審判か。
まず速攻で中川昭一が落選。これが逆風の強さをはかる基準になった。
テレビ朝日の「『もうろう』に審判」というコピーをそのままお借りしたい。
さらに町村信孝官房長官、武部勤といった重鎮まで。官房長官の横柄な態度が効いたのだろう。まさか4年前の今ごろの武部&ホリエモンがお互いこういう末路になろうとは。
北関東……額賀福志郎落選。福田康夫が危なかった。東京……与謝野馨が海江田万里に僅差で敗退。佐藤ゆかりもあっさり敗れた。さらに小池百合子、太田昭宏が敗れた。総裁候補と党首が敗れるこわさ。石原伸晃が逃げ切ったが、保坂展人との対決が面白かった。対抗が民主なら石原落選の可能性大だった。
北信越……石川の奥田健(民主)と馳浩(自民)は接戦ののち奥田に軍配。当初は森喜朗も競るという前代未聞の展開だった。福井は3区とも自民。しかしどれも僅差なのが今までとは違う。
東海……野田聖子が選挙区落ち。なんという厳しさ。城内実は雪辱の勝利。片山さつきは3位。城内の半分もとれず。
近畿……京都では伊吹文明が2万近い差で落選。北側一雄が普通に落選。自民はもちろんだが公明もかなり痛恨の一撃をくらっている。兵庫では冬柴鉄三が田中康夫に敗退。二階俊博117237に玉置公良102342というこれも危ない。
中国……山陰はいまだに自民強し。ホリエモンの言っていた老人ホーム票だろうか。石破茂、細田博之、高村正彦、安倍晋三が当選。最後の方は野党で美しい国へ向けての具体策を練ってほしい。中川秀直は当初互角だったが空本誠喜(民主)に逆転負け。
九州……福岡では山崎拓があっさり敗れた。鳩山邦夫も危なかった。はじめは互角だった。問題発言の積み重ねが対抗票を積み重ねたにちがいない。古賀誠、この辺りもあぶなかった。麻生太郎ですら大差ではない。開票86%で数万差だ。そして一番注目されたのは長崎の福田衣里子(民主)×久間章生(自民)の闘い。大差でなかったことを考えると原爆発言が効いている。
自民のひどすぎる失態の連続からして当然の結果となった。
勝って当たり前だった人たちが落ちるのは、あらかじめわかっていてもいざ見るとこわいものだ。
閣僚クラスが必死の防戦、主力でボーダーラインという信じられない大逆風。
よって小泉チルドレンクラスは余裕で落ちてしまった。
○○チルドレンの片山さつき、佐藤ゆかり……などと比喩で使わせてもらった方が落選していく。でもチルドレンたちは何もしていなかったから仕方ない。これまでのキャリアや自己アピールだけで、未来へ向けた政策、提言を何もしてこなかった。今になると彼らもかわいそうだ。肝心の「親」が「子」を利用しただけで、育てなかったからだ。彼は何もしなかった。そのあげく、いいタイミングで表舞台から姿を消し、壊すといって、自民党の一番古い体質を守り、自身の息子を平気で当選させている。
が、忘れてはいけないのは日本社会、経済、政治の混乱を引き起こした張本人探しではなくその政策。あの変な人のことはさっさと忘れて、民主党は負の遺産の処理に耐えぬき、頑張ってほしい。オバマ政権と同じ方向になりそうだ。まず当面は政権運営と党内の安定が問題だろう。
(以下、候補者の敬称略)
北海道……さすが都会派。東京と同じく民主が強かった。あと沖縄も自民全敗だ。不景気の南北端の審判か。
まず速攻で中川昭一が落選。これが逆風の強さをはかる基準になった。
テレビ朝日の「『もうろう』に審判」というコピーをそのままお借りしたい。
さらに町村信孝官房長官、武部勤といった重鎮まで。官房長官の横柄な態度が効いたのだろう。まさか4年前の今ごろの武部&ホリエモンがお互いこういう末路になろうとは。
北関東……額賀福志郎落選。福田康夫が危なかった。東京……与謝野馨が海江田万里に僅差で敗退。佐藤ゆかりもあっさり敗れた。さらに小池百合子、太田昭宏が敗れた。総裁候補と党首が敗れるこわさ。石原伸晃が逃げ切ったが、保坂展人との対決が面白かった。対抗が民主なら石原落選の可能性大だった。
北信越……石川の奥田健(民主)と馳浩(自民)は接戦ののち奥田に軍配。当初は森喜朗も競るという前代未聞の展開だった。福井は3区とも自民。しかしどれも僅差なのが今までとは違う。
東海……野田聖子が選挙区落ち。なんという厳しさ。城内実は雪辱の勝利。片山さつきは3位。城内の半分もとれず。
近畿……京都では伊吹文明が2万近い差で落選。北側一雄が普通に落選。自民はもちろんだが公明もかなり痛恨の一撃をくらっている。兵庫では冬柴鉄三が田中康夫に敗退。二階俊博117237に玉置公良102342というこれも危ない。
中国……山陰はいまだに自民強し。ホリエモンの言っていた老人ホーム票だろうか。石破茂、細田博之、高村正彦、安倍晋三が当選。最後の方は野党で美しい国へ向けての具体策を練ってほしい。中川秀直は当初互角だったが空本誠喜(民主)に逆転負け。
九州……福岡では山崎拓があっさり敗れた。鳩山邦夫も危なかった。はじめは互角だった。問題発言の積み重ねが対抗票を積み重ねたにちがいない。古賀誠、この辺りもあぶなかった。麻生太郎ですら大差ではない。開票86%で数万差だ。そして一番注目されたのは長崎の福田衣里子(民主)×久間章生(自民)の闘い。大差でなかったことを考えると原爆発言が効いている。
自民のひどすぎる失態の連続からして当然の結果となった。
勝って当たり前だった人たちが落ちるのは、あらかじめわかっていてもいざ見るとこわいものだ。
閣僚クラスが必死の防戦、主力でボーダーラインという信じられない大逆風。
よって小泉チルドレンクラスは余裕で落ちてしまった。
○○チルドレンの片山さつき、佐藤ゆかり……などと比喩で使わせてもらった方が落選していく。でもチルドレンたちは何もしていなかったから仕方ない。これまでのキャリアや自己アピールだけで、未来へ向けた政策、提言を何もしてこなかった。今になると彼らもかわいそうだ。肝心の「親」が「子」を利用しただけで、育てなかったからだ。彼は何もしなかった。そのあげく、いいタイミングで表舞台から姿を消し、壊すといって、自民党の一番古い体質を守り、自身の息子を平気で当選させている。
が、忘れてはいけないのは日本社会、経済、政治の混乱を引き起こした張本人探しではなくその政策。あの変な人のことはさっさと忘れて、民主党は負の遺産の処理に耐えぬき、頑張ってほしい。オバマ政権と同じ方向になりそうだ。まず当面は政権運営と党内の安定が問題だろう。